為替・株式・商品マーケット概要

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 2013年4月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2013年4月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2013年4月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2013-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上昇。日銀が朝発表した企業短期経済観測調査(短観、3月調査)が予想より弱い内容となったことなどを受けて、日経平均が140円超下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが優勢となった(経済指標データ参照:日本、大企業製造業業況判断指数)。また、中国の経済指標がさえない結果となり、対豪ドルで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。豪州や香港がイースターマンデーで休場となっているため、商いが薄く値が振れやすかった面もある。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2013年4月 発言・ニュース

[2013-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上昇。日銀が朝発表した企業短期経済観測調査(短観、3月調査)が予想より弱い内容となったことなどを受けて、日経平均が140円超下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが優勢となった(経済指標データ参照:日本、大企業製造業業況判断指数)。また、中国の経済指標がさえない結果となり、対豪ドルで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。豪州や香港がイースターマンデーで休場となっているため、商いが薄く値が振れやすかった面もある。

[2013-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。日本株相場が大幅に下落したことで、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが入った。海外勢の多くがイースター休暇で商いが乏しいなか、損失覚悟の円買い注文を巻き込むと上昇に弾みが付いた。

[2013-04-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日の欧州外国為替市場で円は軟調。日経平均株価の大幅安に伴い、アジア時間からリスク回避的な円買いが加速した反動が出た。ナイト・セッションの日経平均先物や時間外のダウ先物がプラス圏に浮上したことが持ち高調整の円売りを促した。また、時間外の米長期金利の上昇をながめ、日米金利差拡大を見越した円売りが広がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は欧州時間序盤に1ドル=93円27銭前後と3月6日以来の安値まで下げ足を速めた反動から、93円84-87銭まで買い戻された。なお、23時には3月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数などの発表を控えている。
・ユーロ円は2月27日以来の安値となる1ユーロ=119円49銭前後から120円20銭台まで値を戻す場面があった。
・ユーロドルはもみ合い。1ユーロ=1.2826ドル前後までじり高となったが、前週末の高値1.28375ドル前後に上値を抑えられると1.2801-04ドルまで失速した。ただ、追随する動きも見られず1.2820ドル台まで再び上げた。手掛かり材料に乏しかったうえ、イースターマンデーに伴う欧州主要市場の休場で商いが薄く、方向感が定まらなかった。

[2013-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・1日のニューヨーク外国為替市場で円は強含み。米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した3月の製造業景気指数は51.3と市場予想平均の54.0を下回り、景気の先行き不安を嫌気してダウ平均が下落。リスク回避の円買い外貨売りが強まった。また、市場では「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたドル売りが出た」との声が聞かれ、対ドルで上げ幅を拡大した。もっとも、ダウ平均が下げ渋ったことにより、徐々に上値を切り下げた。なお、本日はイースター休暇のため市場参加者が少なく、値動きが鈍い面があった。

[2013-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。前日の海外市場で、米経済指標の悪化をきっかけに円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まった。日経平均が一時300円超下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りがさらに進んだ。ただ、日本株が急速に下げ幅を縮めると、円買いの勢いもすぐに後退した。
 黒田東彦日銀総裁は2日午前の衆院予算委員会で「2年を念頭に置いて大胆な金融緩和を進めていく」「2%の物価目標の実現に、出来る事は何でもやっていく」などと述べたものの、「新味に乏しい」との見方から反応は限定的だった。

[2013-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。日本株の下落に伴う円買い外貨売りやアジア系ソブリンネームの円買いドル売りが先行したものの、急ピッチで上昇した反動でそのあとは徐々に上値を切り下げた。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場が高く始まったことなどをながめ円売り外貨買いが進んだ。時間外のダウ先物の上昇も円の重し。

[2013-04-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円はドル以外の通貨に対して下げ渋り。欧州株や時間外のダウ先物の上げ幅拡大を背景に、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが強まった。アジア時間に円買いを進めた向きが反対売買を迫られて円安が加速した面もあった。ただ、株高が一服すると円売りに歯止めが掛かった。3月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことをニューヨーク勢が蒸し返す形で、円買いポンド売りが優位となったことも円全体を押し上げた(経済指標参照:3月英製造業購買担当者景気指数(PMI)の推移)。
 一方、円はドルに対して軟調。欧州株高などをながめ全般円売りが進んだ流れに沿った。時間外の米長期金利の上昇に伴い、日米金利差拡大を見込んだ円売りドル買いも出た。ポンドなど欧州通貨に対してドル買い圧力が高まったことも円売りドル買いを誘った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=93円40銭前後まで値を上げた。なお、市場では「3月18日の安値93円45銭前後が上値の目処となる」との声が聞かれた。
・ユーロ円は1ユーロ=119円92銭前後まで値を戻したが、120円ちょうど手前で頭の重さを確認すると119円台半ばまで失速した。
・ユーロドルは上値が重い。弱い3月英製造業PMIを受けてポンドドルが急落したことが重しとなった半面、ユーロポンドの急伸が相場を支えたため、1ユーロ=1.2840ドル前後で売買が交錯した。ただ、ポンドドルの売りが根強かったうえ、対資源国通貨でユーロ売りが膨らんだ影響から次第に弱含んだ。欧州時間の安値1.2825ドル前後を下抜け、1.2812ドル前後まで値を下げた。

[2013-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円はポンド以外の通貨に対して下げ渋り。ダウ平均が100ドル超上昇したことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが優勢に。2月米製造業新規受注が前月比3.0%増加と市場予想平均の前月比2.9%増を若干上回ったことでドルに対して円売りが強まった面もあった。ただ、引けにかけてダウ平均が伸び悩むと、次第に下値を切り上げる展開になった。
 また、ポンドに対しては強含み。3月英製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想より弱い結果となったことをきっかけにドル買い・ポンド売りが優勢となり、つれて円買いポンド売りが継続した。

[2013-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は小安い。前日の海外市場で、欧米株価の上昇などを手掛かりに円売り外貨買いが強まった流れを引き継いで始まった。日本株相場の上昇に伴う円売りも出たほか、市場では「日本の機関投資家の円売りドル買いが観測された」との指摘があった。ただ、明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、一本調子で円安が進む展開にはならなかった。

[2013-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、ポジション調整に伴う円買い外貨売りが入った。対ドルでは、「テクニカル的な円買いが入った」との指摘もあった。欧州勢が加わる時間帯に入ると、欧州株相場が安く始まったことなどを手掛かりに円買い外貨売りが入った。

[2013-04-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は底堅い。国際通貨基金(IMF)は3日、「キプロスへの10億ユーロの支援についてスタッフレベルで合意した」と発表。キプロスを巡る先行き不透明感が後退し、対ユーロ中心に円売りが先行した。ただ、明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に持ち高を傾けづらい面もあり、円売りは長続きしなかった。3月ADP全米雇用報告が前月比15万8000人増と市場予想平均の20万人程度増を下回ったことがわかると、米長期金利の低下幅拡大とともに円買いドル売りが広がり、円全体が押し上げられた(経済指標データ参照:アメリカADP雇用統計グラフへ)。もっとも、前月分が19万8000人増から23万7000人増に上方修正されたこともあり、一方的に円が買われる展開にはならなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=93円64-67銭まで値を上げたが、アジア時間に付けた日通し高値93円69銭前後を上抜け出来ず、93円15銭前後まで失速した。なお、23時には3月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数の発表を控えている。
ユーロ円は1ユーロ=120円18銭前後まで上げた後、119円台半ばまで上値が切り下がった。
・ユーロドルは伸び悩み。IMFがキプロスへの支援で合意に達したことや、3月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことがユーロ買いドル売りを促した。1ユーロ=1.2845ドル前後まで値を伸ばした。ただ、市場では「1.2850ドルより上の水準には売り注文が並んでいる」「200日移動平均線が位置する1.2885ドル前後を下回っており、テクニカル的に売りが出やすい」との指摘があり、戻り売りに押される場面も目立った。

[2013-04-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。3月ADP全米雇用報告や3月米ISM非製造業指数が市場予想を下回ったことを受けて、対ドルで円買いが優勢に。米10年債利回りが大幅に低下し、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが強まった面もあった。また、ダウ平均が130ドル超下落したことから投資家のリスク回避姿勢が強まり、その他の通貨に対しても円買いが波及。金・原油など商品相場が下げ幅を拡大したことから、豪ドルやNZドルなど資源国通貨に対しても円は強かった。
 なお、日経新聞が4日の日銀金融政策決定会合で打ち出される金融緩和策について報じたが、目立った反応はなかった。

[2013-04-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は神経質な展開。前日の海外市場で、米経済指標の悪化をきっかけに円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まった。日経平均が一時280円超下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い外貨売りが進んだ。ただ、そのあとは追随する動きがなかったため円買いの勢いは徐々に後退している。日銀金融政策決定会合の結果公表を控え、ポジションを一方向に傾けにくい面があったようだ。

[2013-04-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は急落。日銀は3-4日に開いた金融政策決定会合で、「量的・質的金融緩和」の導入を全会一致で決めた。金融市場調節の操作目標を、無担保コールレート(オーバーナイト物)からマネタリーベースに変更することも決定。市場では「日銀の金融緩和策はかなりのサプライズ」と受け止められ、円売りが活発化した。黒田東彦日銀総裁が定例記者会見で「必要ならちゅうちょなく調整していく」「今回の金融緩和は量・質ともにこれまでと全く次元が違う」などと述べたと伝わると、円の先安観が一段と強まった。

[2013-04-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は戻りが鈍い。日銀の大胆な金融緩和を受けた円売りが一巡すると、安値圏でもみ合いが続いた。ただ、前週分の新規失業保険申請件数が38万5000件と市場予想平均の35万3000件程度より弱かったことがわかると、時間外のダウ先物が伸び悩むとともに円買い戻しが入った。また、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が定例記者会見で「下半期の景気回復は下振れリスクにさらされている」「経済見通しのリスクは下向き」などと語ったことを受けて、対ユーロ中心に円買いが強まった。
 もっとも、日銀の大胆な金融緩和を背景に円の先安観が一段と強まるなか、上値では戻り売り意欲が旺盛だった。ドラギECB総裁が「ユーロ圏分裂を予想する人はユーロに投資された政治的資本をかなり過小評価している」などと語り、ユーロ圏分裂への思惑をけん制したことも円売りユーロ買いを促した面があった。ダウ平均の上げ幅拡大も投資家のリスク志向改善につながり、全般円売りが優位となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=95円26-29銭まで下押しした後、95円97銭前後まで持ち直した。なお、市場では「バリアオプションが設定されている96円ちょうどに接近した場面では防戦売りが出やすい」との声が聞かれた。
・ユーロ円は1ユーロ=121円57-62銭前後まで下げ足を速めた後、123円52銭前後まで一転上昇した。
・ユーロドルは荒い値動き。弱い米雇用指標がユーロ買いドル売りを誘い、1ユーロ=1.2835-38ドル前後まで値を上げた。ただ、ドラギECB総裁がユーロ圏景気に慎重な見方を示すと、1.2745ドル前後まで一転下落した。もっとも、急ピッチでの下落に対する反動が出たうえ、ユーロ円が底堅く推移するにつれて買い戻される展開に。ドラギECB総裁がユーロ圏分裂への思惑をけん制したことも買いを促し、急速に値を戻した。ダウ平均の上げ幅拡大も相場を支え、前日の高値1.2865ドル前後を上抜け1.2882ドル前後まで値を伸ばした。

[2013-04-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。日銀が市場の予想を上回る大胆な金融緩和策を決めたことで、円の先安観が一段と強まったことが引き続き重しとなった。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が「ユーロ圏分裂を予想する人はユーロに投資された政治的資本をかなり過小評価している」なとど語り、ユーロ圏分裂への思惑をけん制したことで円売りユーロ買いが優勢に。その他の通貨に対しても円売りが波及した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱く、5日発表の3月米雇用統計への警戒感が高まったことで、ドルに対してはやや下げ渋る場面があったが、引けにかけて再び円売りが強まった。

[2013-04-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。日銀が前日に導入を決めた大胆な金融緩和策を背景に円の先安観が強まり、円全面安の展開となった。日経平均が600円近く上昇したことも円売り外貨買いを誘った。市場では「日本の機関投資家が円売りに動いている」との指摘もあった。

[2013-04-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。債券先物相場が急落し、サーキットブレーカーを発動したことが嫌気されて円買いが先行。日経平均が上げ幅を縮めたことも円の買い戻しを誘った。市場では「3月米雇用統計を前に、いったん利益を確定する目的の円買い外貨売りが入った」「日本の輸出企業や機関投資家の円買いが散発的に観測された」との指摘があった。

[2013-04-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。欧州株や時間外のダウ先物の下げ幅拡大に伴い、投資家がリスクを取りにくくなるとして円買いが散見された。ただ、3月米雇用統計の発表を控えて様子見気分が強く、総じて方向感が出なかった。
 米労働省が5日発表した3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比8万8000人増と市場予想平均の前月比19万人増より弱かったことがわかると、時間外の米長期金利の急低下とともに円買いドル売りが強まった。時間外のダウ先物が一段安となったことも円買いを後押しした。
 ただ、過去3カ月分の非農業部門雇用者数が上方修正されたうえ、失業率が7.6%と市場予想平均の7.7%より強かったこともあり、円買いドル売りは一時的だった(経済指標参照データ:アメリカ非農業部門雇用者数グラフへアメリカ失業率グラフへ)。日銀の大胆な金融緩和を背景に円の上値では戻りを売りたい向きも多く次第に弱含んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は3月米雇用統計発表直後に1ドル=95円75銭前後まで下押ししたが、売りは長続きせず買い戻しが優位に。アジア時間の高値97円20銭前後を上抜け、97円24銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロ円は1ユーロ=124円35銭前後でのもみ合いが続いた後、3月12日の高値126円03銭前後を上抜け、126円42銭前後と2月13日以来の高値を更新した。スペイン・イタリアの国債利回り低下が買いを誘った面もあった。
・ユーロドルはしっかり。3月米雇用統計の発表を控えて思惑的な買いが先行し、前日の高値1ユーロ=1.29495ドル前後を上抜けた。また、米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回り、全般ドル売りが強まった流れに沿って1.3029ドル前後まで急伸した。ただ、過去3カ月分の非農業部門雇用者数が上方修正されたうえ、失業率が予想より強かったため、ドル売りは長続きせず1.2980ドル台まで失速した。もっとも、ユーロ円が強含んだうえ、スペイン・イタリアの国債利回り低下が相場を支え、再び1.30ドル台を回復した。

[2013-04-06][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・5日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比8万8000人増と市場予想平均の前月比19万人増より弱かったことを受けて、ドルに対して円買いが強まる場面があったが、その後は円売りが優勢に。前日に引き続き日銀の大胆な金融緩和を背景として、円の先安観が根強いことが重しとなった。過去3カ月分の非農業部門雇用者数が上方修正されたほか、失業率が7.6%と市場予想平均の7.7%より強かったことも円の上値を切り下げる材料となった(経済指標参照データ:アメリカ非農業部門雇用者数グラフへアメリカ失業率グラフへ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=95円75銭前後と本日安値をつけたあとは買い戻しが進んだ。目先の上値目処として意識されていた2009年8月7日の高値97円79銭前後を上抜け、一時97円84銭前後と2009年6月16日以来の高値をつけた。
・ユーロ円は3月12日の高値である1ユーロ=126円03銭前後を上抜けると、2月7日以来の高値となる127円29銭前後まで大幅に上昇した。
・ユーロドルはしっかり。3月米雇用統計の発表を前に思惑的な買いが入り、前日の高値である1ユーロ=1.29495ドル前後を上抜けた。弱い指標結果が伝わると上昇に弾みがつき、1.3040ドル前後まで上値を伸ばした。もっとも、3月25日の高値1.3050ドル前後がレジスタンスとして意識されたことからじりじりと上値を切り下げた。

[2013-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ止まり。日銀による「量的・質的金融緩和」の導入を受けて円の先安観が強まるなか、早朝の商いが薄い時間帯から円売りが先行し値が振れた。ただ、ドルに対して市場では「アジア系中銀の円買いが観測された」「国内輸出企業の円買いが散見された」との声が聞かれたほか、日経平均株価が390円超高から伸び悩んだため、その他の通貨に対しても円がやや買い戻された。その後は手掛かり材料難から次第に方向感を欠いた。

[2013-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。手掛かり材料難のなか、しばらく方向感のない取引が続いた。ただ、日銀の大胆な金融緩和を背景にした円の先安感は根強く、欧州勢が円売りで参入した。スペイン・イタリアの国債利回りが低下したうえ、欧州株が堅調に推移し、投資家のリスク許容度改善を意識した円売りも見られた。

[2013-04-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。日銀による大胆な金融緩和を背景に円の先安観は根強く円売り外貨買いが出たものの、市場では「円の下値では日本の輸出企業の円買い注文が観測されている」との指摘があり下値を支えた。主要な米経済指標の発表もなく、特段の材料も見当たらないため相場は方向感が出なかったようだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はもみ合い。日本時間夕刻に一時1ドル=99円03銭前後と2009年5月8日以来の高値を更新したが、そのあとは98円台半ばから後半でのレンジ取引が続いた。
・ユーロ円も1ユーロ=128円83銭前後と2010年1月21日以来の高値を付けたが、そのあとはドル円と同様にもみ合いの展開となった。
・ユーロドルは強含み。2月独鉱工業生産が市場予想を上回ったほか、スペインやイタリア国債の利回りが低下したことなどを手掛かりにユーロ買いドル売りが進行。欧州株相場の上昇に伴う買いも入り、21時前に一時本日高値となる1ユーロ=1.3038ドル前後まで値を上げた(経済指標データ参照:2月独鉱工業生産)。ただ、市場では「前週末の高値1.3040ドル前後や3月25日の高値1.3050ドル前後が目先上値の目処として意識されている」との指摘があり、一本調子で上昇する展開にはならなかった。

[2013-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。ドルに対して市場では「1ドル=99円台半ばにかけて日本の輸出企業による円買い注文が観測されている」との指摘があり、下げ渋る場面があったものの、日銀の金融緩和策を背景とした円先安観が引き続き円の重しとなった。マイナスで始まったダウ平均がプラス圏に浮上したことを受けて、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いも観測された。

[2013-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一進一退。日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観が強く、前日NY時間終盤から円売りが加速した影響が残った。ただ、ドルに対して市場では「本邦輸出筋から円買いが持ち込まれた」「下値では本邦輸出筋からの買いやバリアオプションの防戦買いが厚い」との声が聞かれたほか、日経平均株価が130円超高からマイナス圏に沈むにつれて円買い戻しが進んだ。もっとも、その後の日経平均株価が再び100円超上昇したため、円売りが再開するなど方向感が定まらなかった。

[2013-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価がマイナス圏に沈み、投資家のリスク許容度が低下するなか、日銀の金融緩和を背景にした足もとの円安進行に対して利益確定の買い戻しが加速した。円の上値では戻りを売りたい向きが多かったうえ、欧州株の上げ幅拡大が円全体を押し下げる場面があったが、欧州株高が一服すると円買いが再開した。

[2013-04-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。足もとの急速な円安がひとまず一服し利益確定目的の円買いが入ったほか、対オセアニア通貨などでドル売りが出た影響を受けてやや強含んだ。ただ、日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観は強く、上値は限定的だった。欧州株やダウ先物の上昇も円の重し。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は欧州勢参入後に一時1ドル=98円70銭前後まで値を下げたものの、そのあとは98円台後半でのもみ合いが続いた。
・豪ドル円は底堅い動き。ドル円の下落につれて一時1豪ドル=102円84銭前後と日通し安値を付けたものの、そのあとは買い戻しが優勢に。株高に伴う円売り豪ドル買いが出たほか、豪ドル米ドルの上昇につれた買いが進み一時103円83銭前後の本日高値を付けた。
・ユーロドルはユーロ円の下落につれたユーロ売りドル買いが先行し、16時30分前に一時1ユーロ=1.3005ドル前後まで値を下げたものの、そのあとは買い戻しが優勢となった。対オセアニア通貨などでドル売りが活発化した影響を受けたほか、欧州株価の上昇に伴うユーロ買いドル売りが入り22時過ぎに一時1.30745ドル前後と日通し高値を付けた。

[2013-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観が強いなか、朝方は円売りが先行した。日経平均株価の130円超高も円の重しとなったうえ、市場では「国内証券から円売り豪ドル買いが持ち込まれた」との声が聞かれた。ただ、「北朝鮮が今朝にもミサイルを発射する」との報道を受けて様子見を決め込む参加者が多く、総じて方向感の定まらない展開となった。

[2013-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日銀の「量的・質的金融緩和」が引き続き意識されるなか、市場では「米系金融機関から円売りドル買いが観測された」「モデル系から円売りユーロ買いが持ち込まれた」との声が聞かれ、全般円売りが加速した。欧州株や時間外のダウ先物の上げ幅拡大も円売りを誘ったうえ、時間外の米長期金利の上昇が日米金利差拡大を見越した円売りドル買いを後押しした。

[2013-04-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は安い。日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観が強まるなか、欧州株相場の上昇をきっかけに円売り外貨買いが先行。市場では「米系金融機関やモデル系ファンドの円売りが対ドルやユーロで出た」との指摘があった。ニューヨークの取引時間帯に入ると、予定より早く公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を手掛かりに円安ドル高がさらに進行し円全体の重しとなった。
 なお、黒田東彦日銀総裁はこの日、金融緩和策について「現時点でとりうるあらゆる手段を講じた」「一般的に緩和策を取れば通貨が下落するが、いつまでも続くわけではない」などと発言。この発言をきっかけに円が急速に買い戻される場面もあったが反応は一時的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は底堅い動き。黒田日銀総裁の発言を受けて一時1ドル=98円94銭前後まで下押しする場面もあったがすぐに持ち直した。FOMC議事要旨で「数人のメンバーは年末までの量的緩和(QE)の停止を想定」「複数のメンバーは今年中頃にQE縮小を想定」との見解が示されると、米金融緩和策が想定より早い時期に見直されるとの見方からドルを買う動きが出た。22時過ぎに一時2009年5月7日以来の高値となる99円73銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円も一時1ユーロ=129円48銭前後まで下押ししたが、そのあとは急速に買い戻しが強まり130円51銭前後と2010年1月19日以来の高値を更新した。
・ユーロドルは頭が重かった。ユーロ円や欧州株の上昇に伴ってユーロ買いドル売りが先行。17時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=1.3122ドル前後まで値を上げた。ただ、1.31ドル台半ばにかけて観測されている売り注文に上値を抑えられると、徐々に上値が重くなった。全般ドル買いが強まった影響も受けて、22時前に一時1.30645ドル前後と日通し安値を付けている。

[2013-04-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観が引き続き重しとなった。予定より早く公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「数人のメンバーは年末までの量的緩和(QE)の停止を想定」「複数のメンバーは今年中頃にQE縮小を想定」との見解が示された。量的緩和が早期に終了する可能性が高まったことで、米10年債利回りが上昇。日米金利差拡大を意識して、ドルに対して円売りが進行した。ダウ平均が150ドル超上昇したことを受けて、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いも強まった。
 なお、黒田東彦日銀総裁が「一般的に緩和策を取れば通貨が下落するが、いつまでも続くわけではない」「(追加緩和について)毎月調整があるということにはならない」などと発言したことを受けて、急速に円買いが進む場面があったが、反応は一時的だった。

[2013-04-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は伸び悩み。対ドルの下値で観測されているまとまった円買い注文をバックに、利益確定の買い戻しが広がった。3月豪雇用統計が予想より弱く、対豪ドル中心に円買いが活発化したうえ、韓国中銀の金仲秀総裁が「必要に応じて円の動きへの対応策を模索する」などと発言したことも円買い材料とみなされた面があった(経済指標データ参照:オーストラリア新規雇用者数(前月比))。ただ、日銀の「量的・質的金融緩和」を背景にした円売り圧力は根強く、次第に上値が切り下がった。

[2013-04-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。海外投機筋から利益確定の円買いが持ち込まれたほか、韓国中銀の金仲秀総裁が「必要に応じて円の動きへの対応策を模索する」と発言したことなどを手掛かりに、アジア時間序盤から円高が加速した反動が出た。日銀の大胆な金融緩和を背景に円を売る動きが根強かったうえ、日経平均株価が引けにかけて260円超上昇したことが円売りを後押しした。また、資源国通貨の堅調地合いが目立ち、円売り資源国通貨買いが強まった。

[2013-04-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。バリアオプションが観測されている1ドル=100円ちょうどを下抜けることが出来なかったため、下値の堅さを嫌気した参加者が円の売り持ちをいったん解消した。時間外の米長期金利が低下に転じたことも円の買い戻しを誘った。市場では「ドイツ系銀行の円買いドル売りが入った」との指摘もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は軟調。22時前に一時本日安値となる1ドル=99円18銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は頭が重かった。ユーロ高・ドル安につれた円売りユーロ買いが出て一時1ユーロ=130円82銭前後と2010年1月18日以来の高値を付けたものの、そのあとはドル円の下落につれた売りが出て130円03-08銭まで下押しした。
・ユーロドルは欧州株や時間外のダウ先物の上昇をきっかけにユーロ買いドル売りが先行。資源国通貨に対してドル安が進んだ影響も受けて、一時1ユーロ=1.3138ドル前後と2月28日以来の高値を付けた。ただ、1.31ドル台半ばに観測されている売り注文に上値を抑えられると、頭が重くなり一時1.3089-92ドルまで下押ししている。

[2013-04-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。下値の堅さを確認したことで円の買い戻しが強まったほか、米10年債利回りが低下したことに伴い、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが進んだ。ただ、日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観が強まるなか、ダウ平均が80ドル超上昇したことを受けて、次第に投資家のリスク志向を意識した円売り外貨買いが優勢に。バリアオプションが設定されている1ドル=100円ちょうどの突破を狙った仕掛け的な円売りドル買いも観測され、その他の通貨に対して円売りが波及した。

[2013-04-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前日NY時間に円売りが加速した反動が出た。日経平均株価の下落に伴い投資家のリスク許容度が低下したほか、週末とあって利益確定の円買いが広がった。日銀の「量的・質的金融緩和」が引き続き意識されるなか、戻り売りに押される場面もあったが、午後の債券先物相場が急落するにつれて円買いが再開した。

[2013-04-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優位。日銀が12日に実施した長期国債買い入れオペで需給が悪化したとの見方から、午後の債券先物相場が急落したことが円買いを誘った。上海総合指数や欧州株が軟調に推移し、投資家のリスク許容度が低下するなか、欧州勢も利益確定の円買いで参入した。時間外の米長期金利の低下に伴い、日米金利差縮小を見込んだ円買いドル売りも見られた。

[2013-04-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日の欧州外国為替市場で円はやや強含み。欧州株や時間外のダウ先物の下落をきっかけにポジション調整に伴う円買い外貨売りが先行。キプロス政府当局者の話として「キプロスは100億ユーロの追加融資を要請する計画」と伝わると、対ユーロで円買いが強まり他の通貨に対しても円買いが波及した。半面、日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観は強く、上値では戻りを売る動きが出た。
 ニューヨークの取引時間帯に入り、3月米小売売上高が予想より弱い内容だったことが分かると、株価の下落とともに円買い外貨売りが入る場面もあったが反応は一時的だった(経済指標データ参照:3月米小売売上高の推移へ)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は時間外の米長期金利の低下に伴う円買いドル売りが入り、18時30分前に一時本日安値となる1ドル=98円85銭前後まで値を下げた。
・ユーロ円は18時30分前に一時1ユーロ=129円02銭前後まで急落した。
・ユーロドルは欧州株の下落をきっかけにユーロ売りドル買いが先行。キプロスの追加支援をめぐる懸念が台頭したことも相場の重しとなり、21時30分過ぎに一時1ユーロ=1.3036ドル前後と日通し安値を付けた。そのあとは、株安に伴うユーロ売りドル買いと、ドル円の下落につれたユーロ買いドル売りが綱引きする形でもみ合いとなった。

[2013-04-13][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・12日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。3月米小売売上高や4月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)など米経済指標が弱い結果となったことを受け、米10年債利回りが低下。日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが強まった。原油や金など商品相場が大幅に下落したことから資源国通貨に対して円買いが優勢になると、その他の通貨に対しても円買いが波及。また、引けにかけては週末を控えてポジション調整の円買いが進んだほか、米財務省が為替報告書で「日本の通貨政策を注意深く監視する」「日本は通貨安競争を避けるべき」「日本に対してG7、G20での確約を守るように主張する」などの見解を示したことで円買いが加速した(経済指標データ参照:3月米小売売上高4月ミシガン大学消費者態度指数)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は弱い米経済指標の結果を受けて売りが強まり、1ドル=98円台後半に観測されていたストップロス注文を誘発。24時前に98円67銭前後まで下落した。売り一巡後は99.00円付近まで上昇するも、戻りの鈍さを確認したほか、米為替報告書を受けて売りが強まり、98円08銭前後と本日安値をつけた。
・豪ドル円は原油や金が大幅安となったことを受けて売りが優勢となり、1豪ドル=103円08銭前後まで下落した。
・ユーロドルは下値が堅い。欧州株や時間外のダウ先物が下落したことでリスク回避の売りが強まり、本日安値となる1ユーロ=1.3036ドル前後まで下落した。ただ、売り一巡後は買い戻しが強まった。ドル円が下落した影響を受けてユーロ買いドル売りが入ったほか、原油や金が大幅安となったことから資源国通貨などに対してユーロ買いが進んだ影響を受け、1.3130ドル前後と本日高値をつけた。

[2013-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はしっかり。米財務省が前週末に公表した半期為替報告書で「日本は通貨安競争を避けるべき」などの見解を示し、NY時間終盤にかけて円買いが加速した影響が残った。ただ、上値では戻り売り意欲が強く、伸び悩む展開に。本日は週明けの5・10日(五十日)にあたり、対ドルなどで仲値に向けた円売り需要が意識されたほか、市場では「米系投機筋から円売りドル買いが出た」との声が聞かれ、円全体が押し下げられた。
 もっとも、1-3月期中国国内総生産(GDP)が前年同期比7.7%増と市場予想平均の8.0%増を下回ったことがわかると、中国と経済的な結びつきの強い豪ドルなどに対して円買いが優位に。日経平均株価や上海総合指数が下げ幅を拡大したうえ、時間外のNY金先物相場やWTI原油先物相場が急落するなど、投資家が「リスク・オフ」の動きを強め円買いが活発化した(経済指標グラフ参照:1-3月期中国国内総生産(GDP))。

[2013-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日経平均株価や時間外のダウ先物が下げ幅を縮めたことを手掛かりに、投資家のリスク許容度低下を意識した円買いの動きが一服。朝方から急ピッチで円買いが進んだ反動もあり、円売り外貨買いが優勢となった。また、対ドルでは米長期金利が上昇したことを受けて、日米金利差拡大を見込んだ円売りドル買いも入った。

[2013-04-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円はやや強含み。金や原油など商品相場の下落をきっかけに、資源国通貨などに対して円買いが先行。欧州株相場の下落に伴う円買い外貨売りも入った。ただ、「日銀が導入した大胆な金融緩和を背景に円の先安観は根強く、基本的なトレンドは円安」といい、円の上値では戻りを売る動きが出た。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時過ぎに1ドル=97円61-64銭まで下げる場面もあったが、アジア時間に付けた日通し安値97円55銭前後が目先下値の目処として意識されたためその後下げ渋った。
・ユーロ円は20時30分前に一時1ユーロ=127円54銭前後と本日安値を付けた。
・ユーロドルは欧州株価やコモディティ価格の急落に伴って資源国通貨売り・ドル買いが強まると、対ユーロでもドル買いが先行。18時前に一時本日安値となる1ユーロ=1.30525ドル前後まで値を下げた。ただ、前週末の安値1.3036ドル前後がサポートとして働いたうえ、市場では「1.3020ドルから1.29ドル台後半にかけては買い注文が観測されている」との指摘がありその後持ち直した。21時30分過ぎに一時1.3106ドル付近まで値を上げている。

[2013-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は堅調。1-3月期の中国GDPが予想よりも弱い結果となったほか、4月NY連銀製造業景気指数、4月NAHB住宅市場指数がいずれも予想を下回ったことで米株相場が大きく下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが膨らんだ。NY金先物や原油先物相場が急落したことで資源国通貨のクロス円で円買いが強まったことが円相場を支えたうえ、米長期金利が低下幅を拡大し、日米金利差縮小を意識した円買いドル売りが強まったことも円全体を押し上げた。

[2013-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は上値が重い。米株安やボストンでの爆発事件などを手掛かりに、前日の引けにかけてリスク回避目的の円買い外貨売りが進んだ影響が残った。朝方の商いが薄い時間帯に目先のストップロスを巻き込んで、大幅に円高が進行した。
 もっとも、その後は徐々に上値を切り下げる展開に。急ピッチで値を上げた反動が出たほか、安く始まった日経平均株価が下げ幅を縮小したことで、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いも観測された。
 なお、格付け会社ムーディーズは中国の格付け「AA3」の見通しを「ポジティブ」から「安定的」に引き下げたと発表したが、特段の反応は見られなかった。

[2013-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はさえない。日経平均株価は午後に入って一時持ち直すなど急ピッチで下げ幅を縮小。時間外のダウ先物も上昇幅を拡大し、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いの動きが広がった。対ドルでは時間外の米長期金利が上昇したことを手掛かりに、日米金利差拡大を意識した売りも観測された。

[2013-04-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は軟調。時間外のダウ先物が大幅に上昇したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り外貨買いが優勢となった。前日に急落したNY金先物相場が落ち着きを取り戻したことも投資家心理の改善につながった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はしっかり。アジア時間早朝に一時1ドル=95円67銭前後まで急落した反動で買いが優勢となった流れが継続。3月米住宅着工件数や3月米鉱工業生産指数が市場予想を上回ったことも相場の支援材料となり、22時30分過ぎに一時98円15銭前後と日通し高値を付けた(経済指標データ参照:3月米住宅着工件数3月米鉱工業生産指数)。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時本日高値となる1ユーロ=128円90銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは底堅い動き。4月独ZEW景況感指数が予想より悪化したことで一時1ユーロ=1.30285ドル前後まで値を下げたものの、そのあとは買い戻しが優勢に。前日の安値1.3022ドル前後や1.3000ドルにかけて観測されている買い注文が意識されたほか、スペインの国債入札を無難に通過したことで買い安心感が広がった。ダウ先物の上昇に伴うユーロ買いドル売りも入り、21時30分前に一時1.3148ドル前後と日通し高値を付けた。

[2013-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。3月の米住宅着工件数(季節調整済み)が年率換算で103万6000件と前月比で7.0%増加し市場予想平均(93万件程度)を上回ったほか、3月米鉱工業生産も前月比0.4%上昇と市場予想平均の前月比0.2%上昇を上回ったことが円売りドル買いを誘った。ダウ平均株価が一時160ドル超上昇するなど堅調に推移したことも、投資家のリスク許容度回復を意識した円売り外貨買いを進めた。米財務省当局者が日本の政策を監視する意向を再度表明し、「G20が通貨での約束を守ることは極めて重要」との見解を示したことでやや買い戻される場面があったものの、反応は一時的だった。

[2013-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。市場では「本邦機関投資家や国内輸入企業から積極的な円売りドル買いが持ち込まれた」との声が聞かれ、対ドルでは売りが優勢となった。また、他の通貨に対しても円はさえない。対ドルでの円売りが波及したほか、日経平均株価が堅調に推移したことを手掛かりに、投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いが進んだ面もあった。

[2013-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。対ドルでは国内輸入企業からの円売りが引き続き観測されたほか、市場では「米系短期筋も円売りドル買いを進めた」との指摘があり、軟調に推移した。また、午後に入って日経平均株価が上昇幅を拡大したことに伴い、投資家のリスク許容度拡大を意識した円売り外貨買いも強まった。
 もっとも、本邦勢からの円売りの動きが一巡すると、その後は買い戻しが優勢に。欧州株式相場が軟調に推移したこともリスク回避目的の円買いを誘い、徐々に下値を切り上げた。

[2013-04-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。欧州株が下落して始まったため、アジア市場で進んだ円安の流れが一服した。時間外のダウ先物が軟調に推移していることも円の買い戻しを誘った。市場では「18-19日にワシントンで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に、様子見ムードも出ている」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に一時1ドル=98円43銭前後まで上げたものの、欧州時間に入ると徐々に上値を切り下げた。20時過ぎに一時97円61-64銭まで下押しした。
・ユーロ円は頭が重かった。18時前に一時1ユーロ=129円74銭前後と日通し高値を付けたもののその後失速。20時30分前に一時本日安値となる128円11銭前後まで値を下げた。ユーロドルにつれた動きとなった。
・ユーロドルはユーロポンドの上昇をきっかけにユーロ買いドル売りが先行し、一時本日高値となる1ユーロ=1.3200ドル前後まで値を上げたものの、前日の高値1.3202ドル前後が上値の目処として意識されると徐々に弱含んだ。1.3150ドル付近に観測されていたストップロスを誘発し、一時.3116ドル前後まで値を下げた。欧州株が軟調に推移するなど、投資家のリスク許容度低下が意識されユーロ売りドル買いが出た格好だ。

[2013-04-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。バイトマン独連銀総裁が「欧州中央銀行(ECB)は利下げを正当化できる情報が新たに出た場合は政策金利を調整する可能性がある」と発言したことで、欧利下げへの思惑が浮上しユーロ売りが進行。円は対ユーロで買い優勢となった。また、米長期金利が低下幅を拡大したことで日米金利差縮小を見越した円買いドル売りが進んだほか、ダウ平均株価が大きく下落したことでリスク回避期的な円買い外貨売りも散見された。ただ、日銀による「量的・質的金融緩和」の導入を受けて円の先安観が強いなか、日経新聞ウェブ版が「日銀は26日の金融政策決定会合で、物価見通しを上方修正する」と報じたことが伝わると、一転して円売りが強まった。一時190ドル超下落したダウ平均が引きにかけて下げ幅を縮めたことも円の上値を抑えた。

[2013-04-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は行って来い。日経平均株価が軟調に推移したほか、金先物などの商品相場が急落したことで、全般にリスク回避目的の円買いが進んだ。もっとも、商品相場の下落が一服し、日本株も急ピッチで下げ幅を縮小したため、その後は一転して円も上値を切り下げた。
 なお、財務省が発表した3月貿易統計は市場予想よりも強い結果となったが、目立った反応は見られず。一部通信社からは20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明草案として、「競争的な通貨切り下げの回避を確認」などと伝わったものの、市場では「前回から大きな変更はない」と受け止められたこともあって材料視されなかった。

[2013-04-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日経平均株価が下げ幅を縮めたことで、投資家のリスク志向改善を見越した円売り外貨買いが出た。もっとも、日本株が引けにかけて再び下げ幅を広げると、徐々に円は買い戻された。総じて日本株の動向に連動した動きであったため、引け後は方向感の乏しい展開に。市場では「18-19日に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の結果を見極めたいとの思惑から、仕掛けづらい状態になっている」との声も聞かれた。

[2013-04-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円はやや弱含み。原油や金など商品相場が持ち直したほか、欧州株式相場や時間外のダウ先物が底堅く推移するなど、投資家のリスク許容度回復が意識され円売り外貨買いが出た。ただ、18-19日の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前に値動きは鈍かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は19時前に一時本日高値となる1ドル=98円53銭前後まで値を上げたものの、市場では「アジア系ソブリンネームの売りが観測された」との指摘があり伸び悩んだ。ユーロ円も19時前に一時1ユーロ=128円75銭前後まで上げたものの、そのあとは上げ幅を縮めている。
・ユーロドルは前日の海外市場で大幅に下落した反動でショートカバーが先行。対円でドル買いが進んだ影響も受けて、22時前に一時1ユーロ=1.30765ドル前後まで値を上げた。スペイン国債入札後に、同国の国債利回りが低下したことも相場の支援材料となった。

[2013-04-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は一進一退。米新規失業保険申請件数や4月米フィリー指数、3月米景気先行指標総合指数が予想よりも弱い結果となったことで、米景気の先行き懸念からダウ平均株価が下落。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが進んだ(フィラデルフィア連銀製造業景況指数の推移グラフへ3月米景気先行指標総合指数の推移グラフへ)。市場では「アジア系ソブリンネームからの円買いドル売りが観測された」との声が聞かれたことも円を支えた。ただ、日銀の大胆な金融緩和を背景とした円の先安観から戻り売り意欲も強く、上値は限られた。NY午後に入ると18-19日の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を前にした様子見ムードが強まり、次第に方向感に乏しい推移となった。

[2013-04-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えて方向感の乏しい動きとなっていたが、麻生太郎副総理兼財務・金融相が「G20で日本の政策に対する異論はなかった」「G20では日本の金融緩和は物価安定が目的であり、2月会合時の合意に沿ったものだと説明した」などと発言すると円売りが優勢となった。市場では「G20で日本の政策が理解を得られた」との見方が広がり、海外勢から円売りドル買いが入った。また、日経平均株価などのアジア株式相場や時間外のダウ先物が堅調に推移したことを手掛かりに、投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが進んだ面もあった。

[2013-04-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優位。麻生太郎副総理兼財務・金融相の発言に対する円売りの動きが一巡したことで、いったんは下値を切り上げる場面も見られたものの、日経平均株価や上海総合指数などが堅調に推移した影響もあって戻りは鈍かった。
 その後に松尾生保協会長が「絶対的に金利が低い中で、国債を買うスタンスは取りにくい」「限界はあると思うが、外債を買い増すことが選択肢」などの見解を示すと、再び円売り外貨買いの動きが強まった。市場では「本邦勢・海外勢からの円売りが観測された」との指摘があった。

[2013-04-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日の欧州外国為替市場で円は安い。ワシントンで開催中の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で円安批判が回避されるとの見方から円売り外貨買いが先行。日本の生命保険協会会長が「外債購入の可能性」に言及したことも円売り材料と見なされ、さらに円安が進行した。市場では「上値では国内勢の円売りドル買い注文が観測されている」との指摘があった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時前に一時本日高値となる1ドル=99円36銭前後。
・ユーロ円は21時過ぎに一時1ユーロ=130円23銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値が重かった。欧州株が高く始まったことなどを手掛かりにユーロ買いドル売りが先行。ショイブレ独財務相が「欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の流動性を減らす必要がある」と発言すると市場はユーロ買いで反応した。1ユーロ=1.3100ドル前後を上抜けるとストップロスを誘発し、一時1.3118ドル前後まで上値を伸ばした。
 ただ、ECBによる利下げ観測が根強いなか、買いの勢いはすぐに後退した。市場では「一目均衡表雲の下限が位置する1.3119ドルレベルが戻りの目処として意識されている」との声が聞かれテクニカル的な売りも出た。

[2013-04-20][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・19日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。市場では「98円台では国内勢の円売りドル買い注文が観測されている」との声が聞かれ上値が重いなか、G20が閉幕すると円売り地合いが強まった。G20財務相・中央銀行総裁会議は19日、「通貨の競争的な切り下げを回避し、競争上の目的で為替レートを利用しない」「日本の最近の政策はデフレ脱却と国内需要支援を目的とするもの」との声明を採択して閉幕。黒田東彦日銀総裁が「日銀は物価目標を達成するために緩和策を続けていく」と述べたほか、麻生太郎副総理兼財務・金融相が「G20は日銀の緩和政策がデフレを終わらせるものであることを理解」などの見解を示したことが伝わった。市場関係者からは「G20が閉幕したことで円売りに対する安心感が広がった」との指摘が聞かれ、NY午後にかけて円売り外貨買いがじりじりと進行した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はG20閉幕後に一時1ドル=99円69銭前後と日通し高値を更新した。ただ、100円ちょうどに接近した場面ではバリアオプションに絡んだ防戦売りが出やすいとの声が聞かれ、上昇の勢いは鈍った。
・ユーロ円はG20を終えて円売り地合いが強まるなか、3時30分前には本日高値となる1ユーロ=130円25銭前後まで値を上げた。
・ユーロドルは上値が重い。ショイブレ独財務相が「欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の流動性を減らす必要がある」と述べたことが伝わると、市場はユーロ買いで反応。節目の1ユーロ=1.3100ドルを上抜けると目先のストップロスを誘発し、1.3118ドル前後まで上昇した。ただ、一目均衡表雲の下限が位置する1.3119ドル前後が目先のレジスタンスとして意識されると上値を切り下げた。その後、バイトマン独連銀総裁が「現在の政策金利は適切」「政策金利引き下げをあまり期待しすぎてはいけない」などと発言。再びユーロ買いが強まり、本日高値となる1.3130ドル前後まで上値を伸ばした。ただ、格付け会社フィッチが英国の格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたと発表したことを受けて、ポンドドルが本日安値となる1ポンド=1.5225ドル前後まで売り込まれると、つれてユーロ売りドル買いが進んだ。G20後に対円でドル買いが進行したことも重しとなり、アジア時間早朝安値の1.30475ドル前後に面合わせした。

[2013-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下落。前週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で日本の金融政策が一定の理解を得たことで、円売りが先行し相場は安く始まった。ただ、そのあとは1ドル=100円ちょうどに観測されているオプションに絡んだ防戦買いなどが入り、相場は神経質な展開となっている。市場では「24日の欧州債の償還に絡んだ円買いユーロ売りが入った」との声も聞かれた。

[2013-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。1ドル=100円ちょうどに観測されているオプションに絡んだ防戦買いなどが意識されて、徐々に下値が堅くなった。対ユーロでは、24日の欧州債の償還に絡んだ円買いなどが入った。

[2013-04-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は底堅い。手掛かり材料難からしばらく方向感のない取引が続いた。ただ、キャタピラーの第1四半期決算がさえない内容となったほか、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁が「欧州の最近の経済見通しはさほど明るくない」との見解を示したことなどを背景に、時間外のダウ先物や欧州株が上げ幅を縮小。投資家のリスク許容度が低下し、円を買い戻す動きが広がった。ダウ平均も小幅に下げたうえ、クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「経済データは4日のECB定例理事会から改善していない」などと発言したことも対ユーロ中心に円買いを後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円75銭前後でのもみ合いが続いた後、99円47銭前後まで値を下げた。米長期金利が低下に転じ、日米金利差縮小を見越した売りも出た。
・ユーロ円は1ユーロ=130円10銭前後でのもみ合いから129円48銭前後まで下落した。
・ユーロドルは弱含み。ユーロポンドが中東勢の売りに押された影響から、1ユーロ=1.3032ドル前後まで値を下げた。ただ、18日の安値1.30215ドル前後や17日の安値1.3001ドル前後が下値の目処として意識されると、次第に1.3050ドル前後で方向感を欠いた。もっとも、株価がさえない値動きとなったうえ、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁やクーレECB理事が欧州景気に悲観的な見方を示したため、売りが再開。18日の安値1.30215ドル前後を下抜け、1.3015ドル前後まで下落した。

[2013-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。キャタピラーの第1四半期決算が市場予想を下回ったことが嫌気され、時間外のダウ先物が上昇幅を縮小。投資家がリスクを取りにくくなるとの見方から円買い外貨売りが強まった。3月米中古住宅販売件数が市場予想を下回り、ダウ平均が下落するとリスク回避の円買いが加速した。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が「経済データは4日のECB定例理事会から改善していない」などと発言したことで、ユーロに対して円が強含む場面もあった。
 もっとも、前週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で日本の大胆な金融緩和に理解が示され、円の先安観が強まったことが引き続き上値を抑えた。80ドル超下落したダウ平均がプラス圏に浮上したことも重しとなった。

[2013-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻しが進んだ。前日の海外市場で、米経済指標の悪化をきっかけに円買いドル売りが強まった流れを引き継いで高く始まった。この日発表の中国の経済指標が悪化すると上海株が下落し、投資家が「リスクオフ」の動きを強めた(FX初心者のための用語解説「リスクオフ」:FX初心者のためのリスクオン・リスクオフの違い)。損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込むと上昇に弾みが付いた。

[2013-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。中国株の大幅下落を受けて円買い外貨売りが入ったほか、市場では「大手生保が外債投資に慎重な姿勢を示しているとの見方が浮上し円買いを誘った」との指摘があった。夕刻にかけては、独経済指標の悪化を手掛かりに円買いユーロ売りが強まり円全体を押し上げている。

[2013-04-23][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日の欧州外国為替市場で円は上値が重い。4月独製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回り、対ユーロ中心に円買いが優位となった影響が残った(経済指標データ参照:4月独製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)速報値グラフへ)。ただ、好調な米企業決算が相次ぎ、時間外のダウ先物や欧州株が上げ幅を拡大すると、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ持ち高調整の円売りが広がった。また、円の先安観が根強いなか、ニューヨーク勢からと見られるまとまった円売りが持ち込まれた。ダウ平均が一時100ドル超上昇すると、さらに円が売られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円49銭前後まで値を下げたが、売りが一巡すると99円33-36銭まで買い戻された。米長期金利が低下幅を縮め、日米金利差縮小に歯止めが掛かったことも相場を支えた。
・ユーロ円は1ユーロ=127円88銭前後まで値を下げた後、129円21-26銭まで一転上昇した。
・ユーロドルは下値が堅い。弱い独経済指標を嫌気した売りが続き、1ユーロ=1.2973ドル前後まで値を下げた。ただ、市場では「アジア系ソブリンネームの買いが観測された」との声が聞かれたほか、欧米株高を意識した買い戻しが進み、1.3009-12ドルまで値を戻した。

[2013-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。上値では円先安観が根強いことが引き続き重しとなった。好調な米企業決算が相次いだことを受けて、時間外のダウ先物が上昇すると、投資家のリスク許容度拡大を見越した円売り外貨買いが進行。ニューヨーク勢と見られる円売りが入ったほか、ダウ平均や欧州株が大幅に上昇したことも円売りを促した。
 なお、AP通信のツイッターが「ホワイトハウスで2回爆発があり、オバマ米大統領が負傷した」と伝えたことを受けて、ダウ平均が急落しマイナスに転じると、急速に円買いが優勢になった。もっとも、その後にAP通信が「ツイッターのアカウントがハッキングされた」ことを明らかにし、ホワイトハウスも「オバマ米大統領は無事」との見解を示したことで、ダウ平均が急速に回復すると、一転して円売りが急ピッチで進む場面があった。

[2013-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。前日の米国市場で、米国株高を背景に円売りドル買いが強まった流れを引き継いで安く始まった。市場では「米系短期筋の円売りドル買いが出た」との指摘があった。ただ、そのあとは追随する動きがなかったため円売りは早々に失速。対豪ドルで円買いが強まると他の通貨に対しても円買いが波及した。市場関係者からは「日本の輸出企業の円買いドル売りが入った」との声も聞かれた。

[2013-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は弱含み。日本やアジア株相場の上昇を背景に投資家心理が改善。運用リスクを取りやすくなるとの見方から低金利の円を売る動きが優勢となった。欧州株相場が高く始まったことも円の重し。

[2013-04-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で強含み。手掛かり材料に乏しいなか、しばらく方向感のない取引が続いた。ただ、3月米耐久財受注額(季節調整済みで半導体は除く)が前月比5.7%減と市場予想平均の前月比3.0%減を下回ったほか、変動の大きい輸送関連を除いた受注額も前月比1.4%減と市場予想平均の前月比0.5%増を下回ったため、米長期金利の低下とともに円買いドル売りが進んだ(経済指標データ参照:3月米耐久財受注額のグラフへ)。時間外のダウ先物が伸び悩んだことも円全体を押し上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=99円60銭前後でのもみ合いが続いていたが、弱い米経済指標を受けて99円32-35銭まで下押しした。
・ユーロ円は予想を下回る4月独Ifo企業景況感指数を嫌気して売りが加速した反動から、1ユーロ=129円79銭前後まで買い戻された。ただ、前日の高値129円83銭前後を上抜け出来ず、129円ちょうど付近まで失速した。
・ユーロドルは上値が重い。弱い独経済指標を手掛かりに急落した反動から、1ユーロ=1.3034ドル前後まで持ち直した。ただ、欧州景気の減速が警戒されるなかで戻りは限られた。3月米耐久財受注額が予想を下回り、時間外のダウ先物が失速すると1.2982-85ドルまでリスク回避的な売りに押された。

[2013-04-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。3月米耐久財受注額が市場予想を下回ったことをきっかけに時間外のダウ先物が上げ幅を縮小。投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが先行した。米10年債利回りが低下したことに伴い、日米金利差縮小を見越した円買いドル売りも観測された。もっとも、上値では円を売りたい向きが多くその後は伸び悩んだ。原油先物相場が堅調に推移したことをながめ、資源国通貨に対して円売りが強まると、その他の通貨に対しても円売りが波及した。

[2013-04-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては弱含んだ。欧州・オセアニア通貨がドルに対して上昇したことにつれて円売り欧州通貨買い、円売りオセアニア通貨買いが出た。一方、ドルに対してはやや強含んだ。対欧州通貨などでドルが売られた流れに沿って、円高ドル安が進んだ。

[2013-04-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はやや強含んだ。明日の日銀金融政策決定会合や1-3月期米国内総生産(GDP)速報値など重要イベントを控えるなか、下値の堅さを確認した市場参加者が円売りポジション解消に動いた。市場では「日本の輸出企業の円買いドル売りが散発的に入った」との指摘もあった。

[2013-04-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は対ポンドで大幅安。1-3月期英国内総生産(GDP)速報値が前期比0.3%増、前年同期比0.6%増といずれも予想を上回り、円売りポンド買いが活発化した。
 一方、円はドルに対して上値が重い。1-3月期英GDP速報値が予想を上回ったほか、メルケル独首相が「欧州中央銀行(ECB)は難しい立場にある。ドイツにとっては高い金利が望ましい」と発言したことを受けて、対ポンドやユーロでドル売りが優位に(経済指標データ参照:イギリス1-3月期GDP速報値)。つれる形で円買いドル売りが進んだ。ただ、上値では戻りを売りたい向きが多く伸び悩んだ。前週分の新規失業保険申請件数が33万9000件と市場予想平均の35万件程度より強かったことがわかると、米長期金利の上昇とともに円売りドル買いが出て失速した。
 なお、円はその他の通貨に対してもみ合い。ポンド絡みの取引が中心となり、総じて方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円99銭前後まで値を下げた後、99円45-48銭まで買い戻された。
・ポンド円は1ポンド=153円78銭前後まで上げ幅を広げた。
・ユーロドルは一転下落。ポンドドルの急伸につれたほか、メルケル独首相の発言が買い材料視され、1ユーロ=1.3093ドル前後まで値を上げた。ただ、22日の高値1.3094ドル前後が目先のレジスタンスとなったうえ、市場では「1.3100ドルや1.3120ドルにはアジア中銀の売り注文が観測されている」との指摘があり買いが一服した。
 米雇用指標が予想より強かったことがわかると、次第に売りが優位に。米シンクタンクリポートとして「ECBは来週のECB定例理事会で利下げをするようだ」「必要に応じて追加緩和は非標準的措置の形をとる」と伝わったほか、「米ゴールドマンサックスはECBの政策金利見通しを下方修正。次回のECB定例理事会で0.25%利下げすると予想」と報じられるとユーロが全面安となった。アジア時間の安値1.3011ドル前後を下抜け、1.2996ドル前後まで急ピッチで下落した。

[2013-04-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円はドルに対しては下げ渋り。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったことを受けて、米10年債利回りが上昇。日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが進んだ。ユーロに対してドル買いが強まったことも円売りドル買いを誘った。もっとも、1ドル=100円ちょうどの下抜けを狙っていた向きからのポジション調整の円買いが見られ、次第に下値は切り上がった。
 一方カナダドルに対しては弱含み。市場では「マクロ系ファンドからのユーロ売りカナダドル買いが入った」との指摘があり、ユーロ安・カナダドル高につれた円売りカナダドル買いが進んだ。
 その他の通貨に対してはしばらく方向感が出なかったが、ダウ平均が引けにかけて上げ幅を縮めたことを受けて、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが入り下値は堅かった。
 なお、日経新聞が「日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国が新たな金融協力の枠組みをつくり、日本が外貨準備で新興国の国債を購入する」と報じたことを受けて、円が売られる場面があったが一時的だった。

[2013-04-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。日本の大型連休を前に仲値決済に向けた円売りドル買いが先行したものの、そのあとは底堅く推移した。連休や日銀金融政策決定会合を前に、円の売り持ちを解消する動きが出たほか、市場では「米系大手証券の円買いドル売りが入った」との指摘があった。損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込むと、上昇に弾みが付いた。市場関係者からは「1ドル=100円突破をあきらめて短期筋がひとまず円を買い戻している」との声も聞かれた。

[2013-04-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は荒い値動き。英系銀行の円売りドル買いをきっかけに軟調に推移する場面もあったが、円売りの勢いはすぐに後退。日銀が金融政策の現状維持を決めたと伝わると円買いが膨らんだ。損失覚悟の円買い注文を断続的に巻き込むと、上昇に弾みが付いた。もっとも、円の上値では戻りを売りたい向きも多くそのあとは再び伸び悩んでいる。

[2013-04-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日の欧州外国為替市場で円は堅調。手掛かり材料に乏しいなか、しばらく方向感のない取引が続いた。ただ、スペインが2013-15年の国内総生産(GDP)見通しを下方修正したほか、財政赤字の目標達成年を2014年から2016年に遅らせるとの見方を示すと、対ユーロ中心に円買いが進んだ。1-3月期米GDP速報値の発表を前に思惑的な円買いドル売りも出たようだ。1-3月期米GDP速報値が前期比年率2.5%増と市場予想平均の3.0%増を下回ったことがわかると、米長期金利の低下とともに円買いドル売りが続いた。時間外のダウ先物が下げ幅を広げたことも円買いを後押しした。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=98円12銭前後まで値を下げた。ただ、19日の安値98円10銭前後が目先の下値目処となり、いったん下げ止まった。
・ユーロ円は1ユーロ=127円77銭前後まで下落した。
・ユーロドルは方向感が定まらない。欧州株安に伴いリスク回避的な売りが散見されたほか、スペインのGDP見通し下方修正などが嫌気された。1ユーロ=1.2991ドル前後まで値を下げた。ただ、前日の安値1.2988ドル前後が下値の目処として意識されたうえ、市場では「1.2900ドルにかけて断続的な買い注文が観測されている」との指摘があり、下値の堅さが確認されると買い戻された。1-3月期米GDP速報値が予想を下回ったことも買いを誘い、1.3034-37ドルまで値を戻した(経済指標データ参照:アメリカ1-3月期GDP速報値)。もっとも、ダウ先物の下げ幅拡大が重しとなり上値も限られた。

[2013-04-27][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・26日のニューヨーク外国為替市場で円は伸び悩み。1-3月期の米国内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回ったことを受けて円買いドル売りが進行(経済指標データ参照:アメリカ1-3月期の国内総生産(GDP)速報値)。時間外のダウ平均が下げ幅を拡大し、リスク回避の円買い外貨売りも観測された。また、市場では「日本の大型連休を前にポジション調整の円買いが入ったようだ」「ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けた円買いが出た」との指摘もあり、全般に円買いが優勢になった。もっとも、急ピッチで上昇した反動からその後は徐々に上値を切り下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は弱い米GDP速報値をきっかけとして売りが優勢となった。下値の目処として意識されていた19日の安値である1ドル=98円10銭前後を下抜け、目先のストップロスを巻き込むと売りが加速。一時97円56銭前後まで下げ幅を広げた。もっともその後は大きく下落した反動から買い戻しが強まり、98円30銭付近まで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=127円15銭前後まで急ピッチで値を下げたものの、売りが一巡するとショートカバーが進んだ。ドル円と同様の値動きとなった。
・ユーロドルは下値が堅い。スペインが2013-15年のGDP見通しを下方修正したほか、財政赤字の目標達成年を2014年から2016年に遅らせるとの見方を示したことが嫌気され、1ユーロ=1.29905ドル前後まで下落した。もっとも前日の安値1.2988ドル前後や1.2900ドルにかけて断続的に並んでいる買い注文が意識されると買い戻しが優勢に。米GDP速報値が弱かったことからユーロ買いドル売りも進み、1.3034-37ドルまで値を戻した。一方でその後は円絡みの取引が中心となったことから、1.30ドル台前半で方向感を欠いた動きとなった。

[2013-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。前週末発表の1-3月期米国内総生産(GDP)速報値が予想を下回ったことで、米景気の回復ペースが鈍っているとの観測が強まり円買いドル売りが入りやすい地合いとなっている。市場では「日本の個人投資家などから円買い外貨売りが出された」との指摘もあり、損失覚悟の円買い注文を巻き込むと上昇に弾みが付いた。
 昭和の日の祝日で東京市場が休場となっているため、商いが薄く値が振れやすかった面もあった。

[2013-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。新規材料難から様子見ムードが広がりしばらくは方向感に乏しい展開が続いていたが、夕刻にかけて弱含んだ。イタリアで28日に新内閣が発足したことを受けて、同国の政局不安が後退。欧州株相場が堅調に推移するなど、投資家のリスク許容度改善が意識され円売り外貨買いが優勢となった。

[2013-04-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。イタリアの大連立政権発足が好感され、欧州株が堅調に推移したことが円全体を押し下げた。ただ、株高に歯止めが掛かると円売りも一服し、手掛かり材料難から次第に方向感を欠いた。イタリアやスペインの国債利回りが低下幅を拡大し、対ユーロなどで円売りが再開する場面もあったが、4月独消費者物価指数(CPI)速報値が前月比0.5%低下と市場予想平均の前月比0.2%低下を下回ったため、円売りユーロ買いも長続きしなかった(経済指標データ:4月独消費者物価指数(CPI)速報値)。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=97円80銭前後で神経質な値動きとなった。米10年債利回りが一進一退の展開となった影響を受けた。
・ユーロ円も1ユーロ=128円ちょうど前後で方向感が定まらなかった。一時128円37銭前後まで値を伸ばしたが、弱い独インフレ指標が上値を抑えた。
・ユーロドルは伸び悩み。財政懸念国の国債利回り低下などを手掛かりに買いが強まり、1ユーロ=1.31165ドル前後まで値を上げた。オセアニア通貨買い・ドル売りが進んだ影響も受けた。ただ、市場では「1.3130ドルにかけて中東勢やアジア中銀の売り注文が観測されている」との声が聞かれたほか、19日の高値1.3130ドル前後がレジスタンス となり、買いが一服した。4月独CPI速報値が予想を下回り、欧州中央銀行 (ECB)の利下げ観測が高まったことも嫌気され、1.3080ドル付近まで失速した。

[2013-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は下げ渋り。3月米住宅販売保留指数が市場予想を上回る結果だったことを受けて円売りドル買いが進行。ダウ平均が上昇すると投資家のリスク志向改善を意識した円売り外貨買いも観測された。また、原油や金など商品先物相場が堅調に推移したことを手掛かりに、カナダドルなどの資源国通貨に対しても円は弱含んだ。もっとも下値の堅さを確認すると、引けにかけてはやや円は強含んだ。

[2013-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感に乏しい。市場では「米系証券の円売りドル買いが出た」との指摘があったほか、「仲値後に円売りドル買いのフローが出た」との声が聞かれ序盤は弱含んだ。ただ、米国で経済の回復の鈍さを示す指標が相次いでいることから、さらに円安ドル高が進む展開にはならなかった。大型連休の谷間で、市場参加者が少なく方向感が出にくい面もあったようだ。

[2013-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。日経平均が再び下げに転じたことなどをながめ円買い外貨売りが入ったほか、市場では「米国で経済の回復の鈍さを示す指標が相次いでいることから、円買いドル売りが入りやすい地合いとなっている」との指摘があった。

[2013-04-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は行って来い。欧州株や時間外のダウ先物、WTI原油先物相場が頭の重い展開となり、投資家のリスク許容度低下を意識した円買いが先行した。市場では「アジア中銀や本邦勢から円買いドル売りが観測された」との声が聞かれ、全般円買いが優位となった。ただ、円ドル相場で上値の重さが確認されると、戻り売りや利食い売りが活発化。「月末絡みのユーロ買いのフローが出たのではないか」との指摘もあり、円安ユーロ高が加速したことも円全体を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は前日NY時間の安値1ドル=97円61銭前後を下抜けて売りが強まり、97円37銭前後まで下げ足を速めた。米長期金利の低下に伴い、日米金利差縮小を見越した売りも出た。ただ、前日の安値97円35銭前後を下抜け出来なかったうえ、「ダブルノータッチオプションが設定されている97円ちょうどに接近した場面では防戦買いが入りやすい」との指摘もあり、下値の堅さが確認されると、一時97円77-80銭まで買い戻された。
・ユーロ円は1ユーロ=127円21銭前後まで売り込まれた。ただ、前日の安値127円09銭前後が下値の目処として意識されると、買い戻しが優位となり128円30銭台まで持ち直した。
・ユーロドルはしっかり。4月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値が前年同月比1.2%上昇と予想の1.6%上昇を下回ったことが嫌気され、1ユーロ=1.3053ドル前後まで下押しした(経済指標データ参照:4月ユーロ圏消費者物価指数(HICP、EU基準)速報値)。ただ、一目均衡表雲下限の1.3049ドル前後や一目均衡表転換線の1.3042ドル前後がサポートとなり、下値は限られた。その後、月末絡みのフローとみられるユーロ買いが優位に。アジア時間の高値1.3121ドルや19日の高値1.3130ドルを上抜けた。4月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が49.0となり、好況と不況の分かれ目とされる50や市場予想平均の52.5を下回ったことも買いを後押しした(経済指標データ参照:4月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI))。一時1.3150ドル前後まで急伸した。

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