為替・株式・商品マーケット概要

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 2013年1月の期間中の為替・株式・商品マーケット概要による発言や関係のあるニュースが掲載されています。

 「期間最大RHDP」は、2013年1月の中でも直近の最大RHDPとなっている発言・ニュースを紹介しています。

 そのため、最大RHDPとなっている発言やニュースが同値で2回以上有った場合には、2013年1月の中で最も新しい内容を掲載しています。

期間最大CRHDPとなっている 発言・ニュース

[2013-01-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。第2次安倍内閣が積極的に財政出動し、日銀が大胆な金融緩和に動くとの思惑から円が売られやすい地合いのなか、米「財政の崖」問題に対する協議の進展を好感して投資家のリスク志向改善を意識した売りが膨らんだ。年末のロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに絡んだドル買いフローが入ったほか、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが進んだことも円全体を押し下げた。
 日本時間3時30分のオバマ米大統領の記者会見を前に米株相場が上げ幅を拡大したことで円売り外貨買いが進んだものの、記者会見の内容に新味がないことが伝わると、やや買い戻される場面があった。もっとも、米共和党のマコネル上院院内総務が「税制に関する全てで合意に達した」「合意はすぐそこまで来ている」とコメントすると、「財政の崖」問題が解決に向けて大きく前進したとの見方からダウ平均株価が一時160ドル超上昇。円売りの勢いがじわりと強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は「財政の崖」協議の進展期待からアジア時間の高値1ドル=86円17銭前後を上抜けて、23時前に一時86円46銭前後まで上昇。フィキシングに絡んだドル買いフローが入ると前週末の高値86円64銭前後を上抜けた。NY時間午後に入りマコネル上院院内総務の発言が伝わるとさらに買いの勢いは強まり、5時40分過ぎには86円79銭前後と2010年8月2日以来の高値を更新した。
・ユーロ円は全般円売地合いが強まるなか、米株式相場が引けにかけて上げ幅を拡大したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から買いが進んだ。5時過ぎには1ユーロ=114円54銭前後と日通し高値を更新した。
・ユーロドルはユーロドルはもみ合い。ユーロポンドでユーロ売りポンド買いが進んだ影響を受けて、20時40分過ぎには一時1ユーロ=1.3172ドル前後と日通し安値を更新した。もっとも、市場では「1.3150-60ドルには買いオーダーが観測されている」との指摘が聞かれ、徐々に下値を切り上げた。米「財政の崖」をめぐる協議への合意期待から、ユーロ買いドル売りが優勢となると、一時1.3229ドル付近まで買い戻しが進み、アジア時間に付けた日通し高値1.3235ドルに近づいた。フィキシングに絡んだドル買いフローが入ると一時1.3173-76ドルまで下押した。その後は1.31ドル台後半でのもみ合いを続けた。

ゴゴヴィの注目 発言・ニュース

 ・期間中にゴゴヴィが注目する発言・ニュースは有りません。

為替・株式・商品マーケット概要による2013年1月 発言・ニュース

[2013-01-01][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。第2次安倍内閣が積極的に財政出動し、日銀が大胆な金融緩和に動くとの思惑から円が売られやすい地合いのなか、米「財政の崖」問題に対する協議の進展を好感して投資家のリスク志向改善を意識した売りが膨らんだ。年末のロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに絡んだドル買いフローが入ったほか、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが進んだことも円全体を押し下げた。
 日本時間3時30分のオバマ米大統領の記者会見を前に米株相場が上げ幅を拡大したことで円売り外貨買いが進んだものの、記者会見の内容に新味がないことが伝わると、やや買い戻される場面があった。もっとも、米共和党のマコネル上院院内総務が「税制に関する全てで合意に達した」「合意はすぐそこまで来ている」とコメントすると、「財政の崖」問題が解決に向けて大きく前進したとの見方からダウ平均株価が一時160ドル超上昇。円売りの勢いがじわりと強まった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は「財政の崖」協議の進展期待からアジア時間の高値1ドル=86円17銭前後を上抜けて、23時前に一時86円46銭前後まで上昇。フィキシングに絡んだドル買いフローが入ると前週末の高値86円64銭前後を上抜けた。NY時間午後に入りマコネル上院院内総務の発言が伝わるとさらに買いの勢いは強まり、5時40分過ぎには86円79銭前後と2010年8月2日以来の高値を更新した。
・ユーロ円は全般円売地合いが強まるなか、米株式相場が引けにかけて上げ幅を拡大したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から買いが進んだ。5時過ぎには1ユーロ=114円54銭前後と日通し高値を更新した。
・ユーロドルはユーロドルはもみ合い。ユーロポンドでユーロ売りポンド買いが進んだ影響を受けて、20時40分過ぎには一時1ユーロ=1.3172ドル前後と日通し安値を更新した。もっとも、市場では「1.3150-60ドルには買いオーダーが観測されている」との指摘が聞かれ、徐々に下値を切り上げた。米「財政の崖」をめぐる協議への合意期待から、ユーロ買いドル売りが優勢となると、一時1.3229ドル付近まで買い戻しが進み、アジア時間に付けた日通し高値1.3235ドルに近づいた。フィキシングに絡んだドル買いフローが入ると一時1.3173-76ドルまで下押した。その後は1.31ドル台後半でのもみ合いを続けた。

[2013-01-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は急落。米上院は1日、「財政の崖」を回避するため、年収45万ドル以下の世帯への減税延長や強制歳出削減の2カ月間延期などを盛り込んだ法案を可決した。米下院は上院が可決した法案に関して審議を再開したが、共和党のキャンター下院院内総務が「法案を支持しない」との見解を示したほか、「下院共和党は財政法案に関して2つの選択肢を計画」「下院共和党は上院が可決した財政法案を改正するため、3300億ドルの歳出削減を模索している」などと報じられた。
 もっとも、「上院は財政法案に対する下院の変更を検討することを拒否する」と伝わったうえ、民主党のリード上院院内総務は「上院は3日朝まで休会する」ことを明らかにした。共和党のベイナー下院議長とキャンター下院院内総務は共和党議員に対し「上院が可決した財政法案を変更すれば、上院が変更を検討する確実性はない」と警告し、下院共和党は上院の財政法案に歳出削減を追加する取り組みを断念した。下院が上院の財政法案を可決する見通しが高まり、投資家心理の改善を意識した円売りが加速した。なお、米下院は財政法案を257対167で可決した。

[2013-01-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はもみ合い。米上院に続き米下院も「財政の崖」回避法案を可決したことを受けて、午前に円安が加速した反動から買い戻しが入った。ただ、欧州株先物や現物の欧州株が上げ幅を拡大し、投資家のリスク志向改善を意識した円売りも再び出たため、安値圏で方向感が定まらなかった。

[2013-01-02][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。アジア市場では、米国の上下院で減税失効と歳出の強制削減が重なる「財政の崖」回避のための法案が可決され、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円が売られた。ただ、欧州市場に入ると利益を確定する目的の円買いが入り、下げ幅を縮めた。もっとも、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず、戻りも限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はアジア時間に一時1ドル=87円33銭前後と2010年7月29日以来約2年5カ月ぶりの高値を付けたものの、欧州市場では利食い売りなどが出てやや伸び悩んだ。
・ユーロ円もアジア市場で一時1ユーロ=115円99銭前後と2011年7月8日以来の高値を更新したあとはやや上値を切り下げている。
・ユーロドルは上値が重かった。アジア時間に一時1ユーロ=1.32995ドル前後まで値を上げたものの、ユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落につれたユーロ売りドル買いが出て徐々に上値を切り下げた。市場では「1.33ドル台にはまとまった規模の売り注文が観測されている」「2012年12月19日の高値1.33085ドル前後をバックに戻りを売る動きが出た」との声が聞かれ、頭が重くなっている。もっとも、米「財政の崖」回避を受けて、欧州株や時間外のダウ先物が大幅に上昇しているため下値も限定的だった。

[2013-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・2日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで弱含み。米「財政の崖」が回避されたことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から売りが進んだほか、米長期金利が上昇したことで日米金利差拡大を意識した円売りドル買いも出た。半面、足もとで相場下落が続いたあとだけに利益確定目的の円買いも散見され、下値を支えた。ただ、引けにかけては堅調な米株相場を背景に売りに押された。対ユーロでも弱含み。ロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングに絡んだユーロ売りドル買いの影響を受けて、円買いユーロ売りが進んだ。もっとも、ダウ平均が引けにかけて300ドル超の上昇を見せるとやや売りに押された。米サプライマネジメント協会(ISM)がこの日発表した12月製造業景気指数は50.7と好況・不況の分かれ目とされる50を上回り、市場予想の50.5より強い内容となったものの、目立った反応は見られなかった。

[2013-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して伸び悩み。米「財政の崖」問題が回避されたことが引き続き意識され、前日NY時間に円売りドル買いが進んだ反動が出た。バリアオプションの防戦買いをバックに円の買い戻しや押し目買いが入り強含んだ。ただ、対ユーロでドル買いが強まるにつれて円売りドル買いが広がり、上値が切り下がった。
 一方、円はドル以外の通貨に対して堅調。対ドルで円買いが先行した流れに沿ったほか、時間外のダウ先物の小幅安が円全体を押し上げた。ユーロ売りドル買いが強まるとともに円買いユーロ売りが加速すると、その他の通貨に対して円買いがやや波及した。

[2013-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドルに対して強含み。バリアオプションの防戦買いをバックにした円買いや、時間外の米長期金利の低下を意識した円買いが散見された。
 一方、円はユーロに対して伸び悩み。対資源国通貨でユーロ売りが一時強まった影響から、円買いユーロ売りが進んだ。ただ、追随する動きは見られなかったうえ、12月独失業者数が前月比で3000人増加と市場予想平均の1万人程度増加より強かったことが円売りユーロ買いを誘い、上値が切り下がった。
 なお、円はその他の通貨に対してもみ合い。東京市場が年始の休場で取引参加者が激減したため、目立った売買は見られなかった。

[2013-01-03][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日の欧州外国為替市場で円は強含み。欧州株や時間外のダウ先物の下落をきっかけに、ポジション調整に伴う円買い外貨売りが先行。市場では「米債務上限の引き上げなどをめぐる今後の与野党対立に対する懸念から、円を買い戻す動きが強まった」との指摘もあった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は21時30分前に一時1ドル=86円81銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=113円65銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは12月独雇用統計が予想より良好な内容となったことで、一時1ユーロ=1.3170ドル付近まで買われたものの戻りは鈍かった。ユーロ豪ドルなどユーロクロスが下落した流れに沿って、ユーロ安ドル高が進行。アジア時間の安値1.31245ドル前後を下抜けると、目先のストップロスを巻き込んで一時1.3082ドル前後まで下げ足を速めた。

[2013-01-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・3日のニューヨーク外国為替市場で円は対ドルで弱含み。ユーロ円などクロス円の下落につれた円買いドル売りが入り、しばらく底堅い推移を続けた。もっとも、NY時間午後に入り、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「数人のメンバーは2013年末より前の時点での量的緩和(QE)の縮小もしくは停止が適切と判断した」ことが明らかになると、全般ドル買いが強まった。米長期金利が上昇したことで日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが出たことも重しとなった。対ユーロでは底堅く推移。全般ユーロ売りが強まった流れを受けて、円買いユーロ売りが進んだ。欧州株などが軟調に推移したことも対ユーロでの買いを誘った。

[2013-01-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優位。前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「数人のメンバーは2013年末までに量的緩和(QE)の縮小もしくは停止が適切と判断した」などと伝わり、米金融緩和策の長期化観測が後退するとして円売りドル買いが加速した影響が残った。バリアオプションの突破を狙った仕掛け的な円売りドル買いが持ち込まれたうえ、市場では「米系ヘッジファンドや米系金融機関からの円売りが目立った」との指摘があり、円が全面安となった。
 ただ、日経平均株価や上海総合指数が伸び悩んだほか、時間外のWTI原油先物相場や金先物相場が下落したため、投資家心理の改善に歯止めが掛かり、対資源国通貨中心に円を買い戻す動きも見られた。

[2013-01-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優位。前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、米金融緩和策が想定より早い時期に見直されるとの見方が浮上するなか、市場では「アジア中銀からユーロ売りドル買いが観測された」との指摘があり、つれる形で円売りドル買いが強まった。バリアオプションを突破して円売りドル買いが加速すると、その他の通貨に対しても円安が進行した。

[2013-01-04][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、米金融緩和策が想定より早い時期に見直されるとの見方が浮上し、ドルが全面高となった流れが続いた。時間外の米長期金利が上昇したことに伴う円売りドル買いも出て、しばらくは軟調に推移した。
 ただ、12月米雇用統計公表後は下げ幅を縮める展開に。非農業部門雇用者数は前月比15万5000人増とほぼ予想通りの結果となったものの、失業率が7.8%と予想より悪化。足もとで相場下落が続いただけに、ポジション調整に伴う円買いドル売りも入り下値を切り上げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに一時2010年7月15日以来の高値となる1ドル=88円44銭前後まで値を上げたものの、その後失速。市場では「88円50銭にはオプションのバリアが観測されており、この水準に接近した場面では防戦売りが出やすい」との指摘もあり、87円80-83銭まで下押しした。
・ユーロ円は21時30分過ぎに一時1ユーロ=115円06銭前後と日通し高値を付けたものの、ドル円の失速が重しとなり114円37-42銭まで上げ幅を縮めた。
・ユーロドルは前日のFOMC議事要旨をきっかけに、米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和の早期解除観測が浮上し、ドル全面高となった流れが続いた。市場では「アジア系中銀の売りが出た」との声も聞かれ、20時30分過ぎに一時12月12日以来の安値となる1ユーロ=1.2998ドル前後まで値を下げた。

[2013-01-05][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・4日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。米長期金利が上昇幅を拡大したことで、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いが進んだ。もっとも、12月米雇用統計で失業率が予想より弱い結果だったことが伝わると、買い戻しの動きが出た。その後、12月米ISM非製造業指数が予想を上回る強い結果となったことや、クロス円の上昇を受けて再び売られたものの、市場では「1ドル=88円50銭にはバリアオプションが観測されており、この水準に接近した場面では防戦買いなどが入りやすい」との声が聞かれ、下値は限られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は22時30分過ぎに一時2010年7月15日以来の高値となる1ドル=88円48銭前後まで値を上げたものの、勢いは続かなかった。12月米雇用統計の結果を受けて、ここまでの上昇に対する利益確定目的の売りが出たほか、バリアオプションに絡んだ売りも出た。23時20分過ぎに一時87円59-62銭まで下押ししたものの、12月米ISM非製造業指数が予想を上回る強い結果となったことや、クロス円の上昇を支えに買い戻しが進んだ。もっとも、週末要因で市場参加者が減少するなか、新規の手掛かり材料に欠けたことで徐々に値動きは細った。
・ユーロ円は、5時30分前に一時1ユーロ=115円40銭前後と日通し高値を更新した。12月米雇用統計の結果を受けて、前日のFOMC議事要旨の内容を手掛かりに浮上していた米量的緩和の早期見直し観測が後退。米株相場が上昇幅を拡大したことで、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から買いが進んだ。
・ユーロドルはユーロドルはしっかり。欧州株がやや下げ幅を広げたタイミングで、20時30分過ぎに1ユーロ=1.2998ドル前後と12月12日以来の安値を更新した。もっとも、市場では「1.2990ドルには買いオーダーが観測されている」との声が聞かれ、徐々に下値を切り上げた。米量的緩和の早期見直し観測が後退し米株相場が上げ幅を拡大すると、徐々に買いが強まった。ユーロ円の上昇につれたユーロ買いドル売りも入り、5時30分前には1.30905ドル前後と日通し高値を更新した。

[2013-01-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。週明けとあって取引参加者が少ないなか、まとまった豪ドル買いが持ち込まれ円安・豪ドル高が加速。その他の通貨に対しても円売りが波及した。ただ、市場では「米系金融機関や米系ヘッジファンドから利益確定の円買いが入った」「国内輸出企業から円買いが散見された」との声が聞かれたほか、日経平均株価がマイナス圏に沈んだことも円買い戻しを誘い、下値が切り上がった。

[2013-01-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い優位。日経平均株価の下落に伴い投資家のリスク許容度が低下するなか、利益確定の円買いが断続的に持ち込まれた。市場では「正月休暇明けの国内輸出企業から円買いドル売りが散見された」「オプション絡みの円買いドル売りが持ち込まれた」との指摘があったほか、欧州勢も円買いで参入した。欧州株が小安く始まったことをきっかけに改めて円を買う動きも見られた。

[2013-01-07][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。前週末まで速いペースで円安が進んだため、持ち高調整や利益確定の円買い外貨売りが先行。欧州株や時間外のダウ先物の下落も円の買い戻しを誘った。ただ、そのあとは新規材料難から徐々に値動きが鈍っている。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分前に一時本日安値となる1ドル=87円63銭前後まで値を下げたものの、前週末NY時間の安値87円59銭前後が下値の目処として意識されると下げ渋った。
・ユーロ円も17時30分前に一時1ユーロ=114円13銭前後と日通し安値を付けたあとは114円台半ばでのもみ合いとなった。
・ユーロドルはユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落につれたユーロ売りドル買いが出たほか、市場では「中東勢の売りが出た」との指摘があり一時1ユーロ=1.30175ドル前後と日通し安値を付けた。ただ、下値では「アジア中銀から買いが持ち込まれた」との指摘があり、下げ渋った。もっとも、市場関係者からは「日本時間22時15分の欧州中央銀行(ECB)のフィキシングタイムに向けたユーロ売りが出た」との声が聞かれ、戻りも鈍かった。

[2013-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・7日のニューヨーク外国為替市場で円は欧州通貨に対して弱含み。欧米株式相場が軟調に推移したことで、投資家のリスク許容度低下を意識した円買い外貨売りが先行したが、次第に円は上値が重くなった。対ユーロでは「欧州中央銀行(ECB)が10日の定例理事会で利下げする可能性は低下している」との米シンクタンクリポートを手掛かりに円売りが進んだほか、「イタリアのベルルスコーニ前首相が来月の総選挙で勝利した場合でも、首相就任に固執しない姿勢を示唆した」との報道も円売りユーロ買いを促した。また、引けにかけてダウ平均が下げ幅を縮小したことも円全般の上値を切り下げた。

[2013-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は行って来い。毎日新聞電子版が7日夜、「安倍首相が求めている2%の物価上昇率目標の導入について、日銀は達成時期を明記せず、具体的な政策手段にも踏み込まない」と報じたことを蒸し返す形で円買いが先行した。市場では「下値の堅さを確認した向きから円買いが入った」「米系金融機関から円買いが観測された」との声も聞かれた。
 ただ、麻生太郎副総理兼財務・金融相が8日、「外貨準備を活用して欧州の欧州安定メカニズム(ESM)債を購入」と発言したことをはやして、海外勢がユーロなどに対して円売りを持ち込むと、朝方に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られて円安が加速した。

[2013-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は強含み。時間外のダウ先物や欧州株先物、現物の欧州株が小幅安となり、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方が広がるなか、麻生太郎副総理兼財務・金融相の「外貨準備を活用して欧州の欧州安定メカニズム(ESM)債を購入」との発言をはやした午前の円安を調整する動きが出た。ただ、新規の取引材料に乏しかったうえ、欧州株の下値が限られたため、円買い戻しは長続きしなかった。

[2013-01-08][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。アジア市場では、昨年末からの急速な円安を受けて、利益確定や持ち高調整の動きが出た。ただ、欧州の取引時間帯に入ると、ニューヨーク勢参入待ちの様相が濃くなり値動きが鈍った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=87円台半ば。
・ユーロ円は1ユーロ=114円台後半でのもみ合いが続いた。
・ユーロドルは市場では「本日のNYカット(日本時間24時)に行使期限を迎えるオプションが1ユーロ=1.3100ドルと1.3130ドルに観測されている」との指摘があり、しばらくは小幅なレンジでの値動きが続いた。ただ、ニューヨーク勢が加わる時間帯に入ると、欧州株の伸び悩みなどをながめユーロ売りドル買いがじわりと強まった。22時過ぎに一時本日安値となる1.3083ドル前後まで値を下げた。ポンドドルの下落につれたユーロ売りドル買いも出たようだ。
・ポンドドルは前日に大きく値を上げた反動もあり、一時1ポンド=1.6062ドル前後まで調整が進んだ。

[2013-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・8日のニューヨーク外国為替市場で円はしっかり。欧米株式相場が軟調に推移し、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りの動きが広がった。また、対ユーロでは「フランス政府が格下げの通知を受けた」との噂を手掛かりとした円買いも進行。ニューヨーク時間の午後に入って米株の売りが一服すると、円も上値を切り下げたが総じて堅調に推移した。
 なお、複数の通信社から「日銀は次回の会合で物価目標を2%に引き上げへ」「追加緩和を検討し、デフレ脱却に向けて政府と共同歩調をとる」などと伝わり、対ドルを中心に円売りが出る場面があったものの、反応は限定的。また、フランス財務省は「フランス格下げの噂は根拠がない」と噂を否定したが、対ユーロでの円売りも一時的だった。

[2013-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は一転下落した。市場の一部で「安倍政権の政策実行能力が疑問視されつつある」「日銀の追加金融緩和はすでに織り込まれている」との声が聞かれるなか、前日NY時間に利益確定や持ち高調整の円買いが加速した影響が残った。ただ、対ドルでダブルノータッチオプションに絡んだ防戦売りが目立つと、上値の重さが次第に嫌気された。日経平均株価が100円超安から60円超高まで持ち直すにつれて一転円売りが優位に。「仲値に向けて実需の円売りが出た」「リアルマネーやCTA(商品投資顧問)から円売りドル買いが観測された」との指摘があり円が全面安となった。

[2013-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優位。日経平均株価が100円を超す上げ幅となり、投資家のリスク選好度が高まる形で円売りが散見された。その後、新規の取引材料に乏しいなかで次第に方向感を欠いたが、欧州株が高く始まったことをきっかけにロンドン勢が円売りで参入。午前に円買いを進めた参加者が反対売買を迫られ円安が加速した。

[2013-01-09][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日の欧州外国為替市場で円は弱含む場面があった。日本株や欧州株の上昇を受け、投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から円売り外貨買いが出た。市場では「この日初会合を迎えた経済財政諮問会議で議論されるデフレ脱却策などへの期待感から、円安方向に振れた」との指摘があった。ただ、低調なドイツの経済指標などを受けて、対ユーロで円が買い戻されると他の通貨に対しても円買いが入ったため下げ渋った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は17時30分過ぎに一時本日高値となる1ドル=87円74銭前後。
・ユーロ円は1ユーロ=114円77銭前後まで値を上げる場面があった。
・ユーロドルは頭が重かった。欧州株相場の上昇などをながめユーロ買いドル売りが先行。18時過ぎに一時1ユーロ=1.3096ドル前後と日通し高値を付けた。ただ、市場では「1.31ドル台では戻りを売りたい向きが多い」との声も聞かれ、そのあとは徐々に上値を切り下げた。11月独鉱工業生産が市場予想を下回ったことも相場の重しとなり、22時30分前に一時本日安値となる1.3044ドル前後まで値を下げた。明日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に、ポジション調整目的の売りが出た面もある。

[2013-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・9日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。欧米株式相場の上昇で投資家のリスク許容度改善への思惑から円売り外貨買いが優勢となった。また、日銀の追加金融緩和や安倍政権のデフレ脱却策などへの期待感から全般に円売りが進んだ面もあった。もっとも、米株が引けにかけて上げ幅を縮めると、徐々に円も下値を切り上げた。

[2013-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円はオセアニア通貨以外の通貨で下げ渋り。約3年半ぶりに再開した経済財政諮問会議を受けて、安倍政権による脱デフレ円高是正の政策が進むとの見方が改めて広がるなか、前日NY時間に円売りが優位となった影響が残った。本日は5・10日(五十日)とあって仲値に向けた円売りが広がったうえ、日経平均株価の上げ幅拡大も円全体を押し下げる要因となった。ただ、仲値後は円売り圧力が後退し、利益確定や持ち高調整の円買いが散見された。
 一方、円はオセアニア通貨に対して軟調。仲値に向けた円売りや日経平均株価の上昇を意識した円売りが先行した。12月中国貿易収支が316億ドルの黒字と市場予想平均の200億ドル程度の黒字より黒字幅が大きかったことがわかると、中国と経済的な結びつきの強い豪ドル買いが優位に。対豪ドル中心に円売りが継続した。

[2013-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り一服。12月中国貿易収支が予想より強かったことが引き続き材料視され、対豪ドル中心に円売りが広がった。
 ただ、今晩に英中銀金融政策委員会(MPC)欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて持ち高を傾けにくい面があったほか、欧州株が上値の重い展開となったため、円を買い戻す動きが見られた。

[2013-01-10][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日の欧州外国為替市場で円は軟調。スペインの国債入札が「好調だった」と受け止められ、同国国債利回りが大きく低下すると円売りユーロ買いが優勢となり、他の通貨に対しても円売りが波及した。欧州中央銀行(ECB)政策金利を0.75%に据え置くことを決めたと伝わると、円売りユーロ買いが活発化。円全体が弱含んだ。時間外のダウ先物が堅調に推移していることも円の重しとなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は日銀が21-22日の金融政策決定会合で追加の金融緩和を決めるとの期待から、円売りドル買いが出やすく一時1ドル=88円34銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は22時過ぎに一時1ユーロ=115円90銭前後まで買われ、2日以来の高値を付けた。
・ユーロドルはしっかり。好調なスペインの国債入札をきっかけに、投資家心理が改善しユーロ買いが先行。市場では「中東勢からの買いが入った」との指摘もあり、底堅く推移した。ECBが政策金利を据え置いたと伝わると、市場の一部では利下げの思惑も台頭していただけにユーロを買い戻す動きが広がった。22時過ぎに一時1ユーロ=1.3123ドル前後と日通し高値を更新している。

[2013-01-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・10日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロで軟調。欧州中央銀行(ECB)は10日に開いた定例理事会で、政策金利を0.75%に据え置くことを決めたと発表。市場予想通りの結果となったが、一部市場では金利引き下げを予想していた向きもあったため、金融政策の発表後は円売りユーロ買いが進んだ。さらに、ドラギECB総裁が記者会見で「金利据え置きは全会一致だった」「利下げの要請はなかった」などと発言すると追加緩和期待が後退し、円売りユーロ買いが活発化。その他の通貨に対しても円売りが波及し、総じて円はさえない動きとなった。また、米国株式相場が底堅く推移したことも投資家のリスク許容度拡大につながり、円の重しに。引けにかけて下げ幅を拡大した。

[2013-01-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り先行後、買い戻された。日銀の金融緩和への期待が根強いなか、欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が後退。ダウ平均も上げ幅を拡大し、前日NY時間に対ユーロ中心に円売りが優勢となった流れを引き継いだ。11月国際収支速報で、経常赤字が2224億円と市場予想平均の171億円前後の赤字より弱かったことがわかると、全般円売りが加速した。
 政府は11日、事業規模20.2兆円、国費10.3兆円の緊急経済対策を正式決定したほか、安倍晋三首相は記者会見で「長引くデフレ円高からの脱却が決定的に重要だ」などと語った。3連休を前にいったん材料が出尽したとして、利益確定の円買いが進む展開に。市場では「国内信託銀行や米系金融機関から円買いドル売りが持ち込まれた」との指摘があり、円全体の下値が切り上がった。

[2013-01-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。日銀の追加金融緩和期待や欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測後退を背景に、対ユーロなどで円売り圧力が出やすい半面、日本の3連休を前に足もとの円安を調整する動きも見られ、売買が交錯した。

[2013-01-11][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。日銀が追加金融緩和に動くとの観測から円売りが出た半面、週末を控えたポジション調整目的の円買いが入ったため、相場は方向感が出なかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円ちょうどを挟んだもみ合いの展開だった。市場では「本日のNYカット(日本時間24時)に行使期限を迎えるオプションが89円ちょうどに観測されており、小幅なレンジでの値動きに収れんしやすい」との指摘があった。
・ユーロ円も1ユーロ=118円ちょうどを挟んだレンジ取引が続いている。
・ユーロドルはしばらくは1ユーロ=1.32ドル台後半でのもみ合いが続いていたものの、ニューヨーク勢が加わる時間帯に入ると強含んだ。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が後退するなか、市場では「大手米銀がユーロ買いドル売りを推奨した」ことが話題となった。目先上値の目処として意識されていた2日の高値1.3300ドル前後や2012年12月19日の高値1.33085ドル前後を上抜けて、一時4月3日以来の高値となる1.3330ドル前後まで値を上げた。

[2013-01-12][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・11日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロでさえない。市場では「日本時間22時15分の欧州中央銀行(ECB)のフィキシングタイムに向けたユーロ買いが入った」「米系金融機関がユーロドルの買いを推奨したことでユーロ買いが進んだ」などの指摘があり、ニューヨーク勢の参入とともに円売りユーロ買いが進んだ。もっとも、ダウ平均が安く始まったことでリスク回避の円買い外貨売りが入ったほか、週末を前に持ち高調整目的の円買い戻しも進み、円は次第に下値を切り上げる展開に。その後にダウ平均は持ち直したものの、週末を前に市場参加者が減少したため、引けにかけては方向感に乏しくなった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は24時前に1ドル=89円45銭前後と2010年6月28日以来の高値をつけたものの、89円50銭に観測されたバリアオプションの防戦売りに上値を抑えられると伸び悩み。買い一巡後は89円台前半でのもみ合いとなった。
・ユーロ円はユーロ買いの流れに沿って2011年5月5日以来の高値となる1ユーロ=119円34銭前後まで上昇。もっとも、ユーロ買いの勢いは徐々に失速し、引けにかけては119円ちょうど付近で値動きが細った。
・ユーロドルはユーロドルはしっかり。1ユーロ=1.3300ドルや1.3350ドルに位置していたバリアオプションを突破して23時30分過ぎに1.3366ドル前後と昨年4月3日以来の高値を更新した。その後は週末を前に利益確定売りなどに上値を抑えられ、1.33ドル台半ばでの小動きとなった。

[2013-01-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。日銀が21-22日の金融政策決定会合で大胆な金融緩和に動くとの思惑から円安の流れが続いた。日本が成人の日の祝日で休場となっているため、商いが薄く値が振れやすかった面もある。市場では「対ドルでは、1ドル=89円50銭に観測されていたバリアオプションを付けに行く動きが出た」との指摘があった。
 安倍晋三首相は13日、NHKの「日曜討論」で「政府と日銀の政策連携について、文書自体をどう呼ぶかはいろんな議論があるが、大切なのは2%の物価目標をしっかりと書くことだ」などと発言。目標達成の時期については中期的に達成していく必要があるとの考えを示した。

[2013-01-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。足もとで相場下落が続いたあとだけに利益確定の円買いが入ったほか、対ドルでは1ドル=90円ちょうどに設定されているバリアオプションに絡んだ円買いドル売りが意識されて下値を支えた。欧州勢が加わる時間帯に入ると、円を買い戻す動きが強まった。

[2013-01-14][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日の欧州外国為替市場で円は堅調。欧州時間序盤から足もとの円安進行に対する利益確定の円買いが優位となった影響が残った。市場では「中東勢からポンドドルの売りが出た」「欧州系ソブリンネームからユーロポンドの買いが観測された」との指摘があり、円買いポンド売りが加速するとその他の通貨でも円が買われた。格付け会社フィッチが「ユーロ圏の域内総生産(GDP)は2013年に0.1%縮小する見通し」との見解を示すと、対ユーロ中心に円買いが継続した。欧州株や時間外のダウ先物の上値の重さも円全体を支えたうえ、対ドルでは時間外の米長期金利の低下を意識した円買いが散見された。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円17銭前後まで値を下げた。ユーロ円は1ユーロ=118円96銭前後まで下げ足を速めた。
・ポンド円は1ポンド=143円12銭前後まで売り込まれた。
・ユーロドルは戻りが鈍い。欧州株の買いが先行するにつれて、1ユーロ=1.3390ドル前後まで値を上げた。ただ、アジア時間の高値1.3404ドル前後を戻りの目処とした売りや、株価のさえない動きを嫌気した売りに上値を抑えられた。その後、ポンド絡みの取引が中心となり1.3365ドル前後で方向感を欠いたが、ポンドドルの下げがきつく、つれて売りが再開した。格付け会社フィッチの見解も売り材料視され、1.3336ドル前後まで下げ足を速めた。

[2013-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・14日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。欧州時間からの流れを引き継いで円買い外貨売りが先行した。欧州株や時間外のダウ先物が下落したこともリスク回避目的の円買いを誘ったほか、対ユーロでは格付け会社フィッチが「ユーロ圏のGDPは2013年に0.1%縮小する見通し」との見解を示したことを手掛かりとする円買いも観測された。
 もっとも、小安く始まったダウ平均がプラス圏に浮上すると円は戻り売りに押される展開に。日銀が21-22日に追加緩和に踏み切るとの思惑が上値を抑制。欧州時間まで急ピッチで円買いが進んだ反動もあって引けにかけては徐々に上値を切り下げた。
 なお、引け間際にはバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が「米国の景気回復は依然として比較的ぜい弱」「インフレは非常に低い」「積極的な金融政策は正当化される」などの見解を示したが、反応は限定的だった。

[2013-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。日銀が21-22日の金融政策決定会合で大胆な金融緩和に動くとの思惑から、円売りが先行。事業法人の決済が集中しやすい5・10日(五十日)とあって、仲値に絡んだ円売りドル買いも出た。ただ、甘利明経済再生担当相が「円安は輸入物価に跳ね返り、国民生活にマイナス」と発言したことをきっかけに、円の買い戻しが進み急速に下げ渋った。市場では「海外勢の利益確定の円買いが断続的に入った」との指摘があった。
 白川方明日銀総裁は15日、「強力な金融緩和を間断なく推進していく」「金融為替市場動向の景気物価への影響にも引き続き注意が必要」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。

[2013-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻し。甘利明経済再生担当相が「円安は輸入物価に跳ね返り、国民生活にマイナス」と発言したことが引き続き円の下値を支えた。欧州の取引時間帯でも、この発言が蒸し返され円を買い戻す動きが出た。ユーロに対しては、独ハンデルスブラット紙が「ドイツ政府は2013年GDP成長率見通しを従来の1.0%から0.5%に下方修正する」と報じたことを手掛かりに円買いが進んだ。

[2013-01-15][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日の欧州外国為替市場で円は買い一服。甘利明経済再生担当相がアジア時間に「円安は輸入物価に跳ね返り、国民生活にマイナス」などと語ったことが引き続き利益確定の円買いを促した。市場では「ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長が『伝統的な指標によると、円は売られ過ぎだ』との見解を示したことが円買い戻しのきっかけとなった」との声もあった。
 米国は21日月曜日がキング牧師誕生日で休場となり今週末から3連休となるうえ、21-22日には日銀金融政策決定会合が控えている。市場関係者からは「米系ファンド勢は3連休や日銀金融政策決定会合を前に、いったん利益を確定したいようだ」との声も聞かれた。
 ただ、22時30分発表の1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、12月米小売売上高などを前に、急ピッチで円買いを進めた反動が出て上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は損失覚悟の売り注文を断続的に巻き込み、1ドル=88円28銭前後まで下げ足を速めた。ただ、一目均衡表転換線が位置する88円21銭前後が下値の目処となり、88円台半ばまで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=117円65銭前後まで売り込まれた後、118円台前半まで買い戻された。
・ユーロドルは一転下落。スペインの国債入札を無難に通過し、同国国債利回りが低下に転じると買い戻しが強まった。1ユーロ=1.3386-89ドルまで値を上げた。ただ、アジア時間の高値1.3393ドル前後が上値の目処となったほか、市場では「前日の高値1.3404ドル前後をバックに戻りを売りたい向きが多い」「英系からの売りが目立った」との指摘があり、一転下落する展開に。ユーロ円の急落や時間外のダウ先物の下げ幅拡大を意識した売りも出たうえ、アジア時間の安値1.3334ドル前後を下抜けて損失覚悟の売り注文を巻き込んだ。一時1.3310ドル前後まで急ピッチで下げた。

[2013-01-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・15日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。欧州時間まで急ピッチで円買い外貨売りが進んだ反動で伸び悩んだ。売り一巡後には下値を切り上げたものの、政府日銀の共同文書草案として「日銀は2%のインフレ目標にコミットする」と報じると、日銀の追加緩和期待から円は再び上値が重くなった。引けにかけてダウ平均が底堅く推移したことも円売りを促したようだ。一方、対ユーロでは4時前にユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)が「ユーロの為替レートは危険なほど高い」と述べたことを受け、急ピッチで円買いが進む場面があった。
 なお、12月米小売売上高は前月比0.5%増と市場予想平均の前月比0.2%増を上回ったが、同時に発表された1月ニューヨーク州製造業景気指数はマイナス7.78と市場予想平均の0.00を下回るなど、米経済指標はまちまちな結果となった。

[2013-01-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均が大きく下落したことなどを背景に、利益確定の円買いが優勢となった。自民党の石破茂幹事長が16日朝、このところの円安進行について「産業によっては困る企業も出てくる」と述べたことも円の買い戻しを誘った。市場では「海外ヘッジファンドなどが円売りポジションの解消に動いている」との指摘もあった。
 内閣府が発表した11月機械受注統計で、民間設備投資の先行指標となる「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比3.9%増と予想を上回ったものの、相場の反応は限定的だった。

[2013-01-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻しが一服。午後の日経平均が下げ幅を拡大したことなどを受けて、ポジション解消目的の円買い外貨売りが広がったものの、そのあとはやや伸び悩んだ。麻生太郎副総理兼財務・金融相が「長引く円高、資産デフレ不況からの脱却を目指していく」などと述べたほか、菅義偉官房長官が「甘利明経済再生担当相などの為替に関する発言は、全く意図的なものではない」「政府として意図的に円安デメリット発言をしているということはない」と発言したことが円の重しとなった。

[2013-01-16][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日の欧州外国為替市場で円は底堅い。日経平均株価の下げ幅拡大に伴い投資家がリスク回避姿勢を強めるなか、アジア時間に利益確定や持ち高調整の円買いが優位となった影響が残った。欧州株が安く始まると改めて円買いが持ち込まれた。ただ、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が16日、CNBCとのインタビューで「ユーロ相場は現在主要な懸念事項ではない」などと述べると、ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)のユーロ高けん制発言をはやして前日にユーロ安が加速しただけに、円売りユーロ買いが優勢に。その他の通貨に対しても円売りが波及した。もっとも、欧州株や時間外のダウ先物がさらに下落すると円買いが再開した。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=87円79銭前後まで値を下げた後、88円28-31銭まで買い戻されたが、88円台を割り込んだ。
・ユーロ円は1ユーロ=116円48銭前後まで下げた後、117円61-66銭まで値を戻したが、116円65-70銭まで再び下げた。
・ユーロドルは荒い値動き。欧州株の売りが先行するにつれて1ユーロ=1.32625ドル前後まで値を下げた。ただ、市場では「1.3260ドル前後から下の水準には断続的に買いオーダーが観測されている」との指摘があり下値の堅さが意識されると、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言が買い材料視され1.3325ドル前後まで持ち直した。もっとも、時間外のダウ先物が下げ幅を拡大すると、リスク回避的な売りが再開。一転して1.3257ドル前後まで下げ足を速めた。

[2013-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・16日のニューヨーク外国為替市場で円は上値が重い。時間外のダウ先物が下げ幅を広げたことを受けて、投資家のリスク志向低下を意識した円買い外貨売りが先行したが、その後は徐々に上値を切り下げる展開に。全般手掛かり材料に乏しい中で欧州株が引けにかけて底堅く推移したほか、安く始まったダウ平均も下げ幅を縮めたため、アジア時間を中心に進んだ円買いの反動が出た。
 なお、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「米経済活動は全地区で穏やかに拡大している」ことなどが明らかになったが目立った反応は見られなかった。

[2013-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。日本株相場が高く始まったことをきっかけに円売り外貨買いが先行。市場では「大手邦銀の円売りドル買いが出た」との指摘があった。ただ、12月豪雇用統計がさえない内容となったことが分かると、対豪ドル中心に円買いが強まり円全体を押し上げた。日経平均が下げに転じたほか、上海株が1%超下落するとポジション解消に伴う円買いが活発化した。

[2013-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。午後に入り時間外のダウ先物にまとまった売りが観測されたことをきっかけに、上海株が急落。日経平均も一時160円を超える下落となったことで、円を買い戻す動きが先行した。ただ、甘利明経済再生担当相が円相場について「過度な円高から水準を調整している過程。1ドル=100円は転換点とは言っていない」と述べたと伝わると、日経平均が持ち直し円は急落した。

[2013-01-17][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日の欧州外国為替市場で円は急落。甘利明経済再生担当相は17日、「円高の修正局面にあり、100円はターニングポイントではない」「15日のコメントはメディアが誤って伝えた」などと述べたほか、石破茂自民党幹事長は「金融緩和は積極的にやっていかなければならない」「過度な円高は是正されるべきだ」などと語った。円安けん制発言が伝えられた両氏が「発言を修正したようだ」との思惑が広がると、全般円売りが活発化した。
 複数のスイス系銀行がスイスフラン建て預金に対し実質的なマイナス金利を適用していることを背景にユーロ買いスイスフラン売りが加速したうえ、スペインの国債入札が無難な結果に終わり、投資家心理が改善する形でユーロ買いドル売りが広がった。この流れに沿って対ユーロでの円売りが目立った。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円台に観測されていた損失覚悟の買い注文を巻き込み、89円48銭前後まで値を伸ばした。ただ、市場では「89円台半ばに厚い売り注文が観測されている」との声が聞かれたほか、22時30分に12月米住宅着工件数や12月米建設許可件数、前週分の米新規失業保険申請件数の発表を控えて買いは一服した。
・ユーロ円は1ユーロ=119円65銭前後まで急伸した後はやや伸び悩んだ。
・ユーロドルはしっかり。対スイスフランや円でのユーロ高進行とともに値を上げた。前日の高値1ユーロ=1.3325ドル前後を上抜けて上昇に弾みがつき、1.33775ドル前後まで強含んだ。スペインの国債入札を無難に通過したことや、欧州株や時間外のダウ先物がプラス圏に浮上したことが買いを後押しした。ただ、14日の高値1.3404ドル前後が上値の目処となり、いったん買いは収まった。

[2013-01-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・17日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。前週分の新規失業保険申請件数や12月米住宅着工件数が市場予想より強い結果となったことを受けて、欧米株式相場が上昇。投資家のリスク許容度改善を意識した円売り外貨買いが優勢となった。その後、1月フィリー指数が弱い結果となったこともあっていったんは円が買い戻される場面も見られたが、ニューヨーク時間午後になると円売りが再開。日経新聞が「日銀は21-22日に開く金融政策決定会合で追加の金融緩和を実施する方針を固めた」と報じたほか、「日銀は次回会合で物価目標2%を目指し無制限緩和を検討へ」「次回会合では当座預金の付利撤廃を議論へ」などとも伝わり、追加緩和期待を背景に円売りが進んだ。

[2013-01-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は下げ渋り。甘利明経済再生担当相が自身の円安けん制発言を否定したと伝わり、前日の海外市場で全般円売りが進んだ流れを引き継いだ。週末の実質5・10日(五十日)とあって仲値決済に向けた円売りドル買いも出た。ただ、そのあとは徐々に円を買い戻す動きが優勢に。米国の3連休や21-22日の日銀金融政策決定会合を控えて、ポジション調整に伴う円買いが入った。

[2013-01-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は安値圏でもみ合い。日銀の追加金融緩和への期待が根強いなか、浜田宏一内閣官房参与が「1ドル=95円または100円への円安進行について懸念する必要はない」「円安は100円くらいが良い水準ではないかと思う」と発言したことをきっかけに円売りドル買いが出た。
 半面、米国の3連休や21-22日の日銀金融政策決定会合を控えて、ポジション調整に伴う円買いが入り円の下値を支えた。市場では「ドルに対しては、オプション絡みの円買いが入った」との声も聞かれた。

[2013-01-18][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日の欧州外国為替市場で円はユーロに対して堅調。米国の3連休や21-22日の日銀金融政策決定会合を控えて、利益確定や持ち高調整の円買いが先行した。ユーロスイスフランが足もとの上昇に対する利食い売りに押されたうえ、市場では「日本時間22時15分の欧州中央銀行(ECB)フィキシングに向けてユーロ売りが持ち込まれた」との指摘があり円買いユーロ売りが強まった。
 一方、円はユーロ以外の通貨に対して買い一服。週末要因の円買い戻しが先行したほか、対ドルでは時間外の米長期金利が低下に転じたことが日米金利差縮小を見込んだ円買いを誘った。ただ、対主要通貨でユーロが売られると同時に円が売られ、上値が切り下がった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円67-70銭まで値を下げたが、アジア時間につけた日通し安値89円65銭前後が下値の目処として意識されると、90円台を回復する場面が見られた。
・ユーロ円は1ユーロ=119円52銭前後まで値を下げた。
・ユーロドルは軟調。ユーロスイスフランの売りが加速した流れに沿って、1ユーロ=1.33335ドル前後まで値を下げた。ただ、市場では「アジア中銀の買いが観測された」との指摘があり、1.3369-72ドルまで値を戻した。もっとも、ECBフィキシングに向けてまとまった売りが持ち込まれると、1.3330ドルに観測されていたストップロスを巻き込み1.32965ドル前後まで下げ足を速めた。

[2013-01-19][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・18日のニューヨーク外国為替市場で円は対ユーロで上値が重い。市場では「欧州中央銀行(ECB)のフィキシングタイム(日本時間22時15分)やロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ売りが持ち込まれた」との指摘があり、円買いユーロ売りが先行した。週末を前に持ち高調整目的の円買いが進んだ面もあり、総じて円は強含んだ。
 もっとも、ロンドン16時のフィキシング通過後は伸び悩み。米共和党のキャンター下院院内総務が「下院は来週に連邦債務の法定上限を3カ月遅らせる法案を検討する」との見解を示すと、債務上限の引き上げを巡る不透明感が緩和し、ダウ平均がプラス圏に浮上。投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが入ったことで次第に上値を切り下げた。一方、ドルに対してはもみ合い。ユーロやポンド絡みの取引が中心となったため、方向感を欠いた動きに終始した。
 なお、1月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)は71.3と市場予想平均の75.0程度を下回ったが、目立った反応は見られなかった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=90円ちょうど前後でのもみ合いに終始。引けにかけてユーロ円などに買い戻しが入ると徐々に下値を切り上げたが、目立った方向感は見られなかった。
・ユーロ円は行って来い。フィキシングに絡んでユーロ売りが進んだ流れに沿って1時過ぎに1ユーロ=119円35銭前後まで下落したものの、その後はダウ平均が持ち直したことなどをながめ、120円台を回復する場面も見られた。
・ユーロドルはユーロドルはユーロスイスフランの下げにつれたほか、フィキシングに絡んだ売りに押された。1ユーロ=1.33ドル台前半に観測されていたストップロスを巻き込んで、一時1.3280ドル前後まで下押し。ただ、前日安値の1.32695ドル前後が意識されると下げ止まり、フィキシング通過後は株高などを支えに1.33ドル台前半まで買い戻された。

[2013-01-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は持ち直した。日銀が22日に追加の金融緩和策を決めるとの思惑で、朝方は円売りが先行した。ただ、高く始まった日経平均が失速し、下げ幅を広げると投資家心理が悪化。最近の円安進行に対する反動も出て、円は上昇に転じた。市場では「日銀の金融政策発表を明日に控えて、利益確定の円買いが入った」との指摘があった。

[2013-01-21][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日の欧州外国為替市場で円は伸び悩み。明日に日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて、持ち高調整の円買いが先行した。ただ、新規の取引材料に乏しいなかで追随する動きは見られず、円買いは長続きしなかった。米国市場がキング牧師誕生日で休場となり取引参加者が激減するなか、欧州株の底堅さを背景に小幅な円売りが出て円安方向にやや値が振れた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円34銭前後まで下押ししたが、売り一巡後は89円62-65銭まで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=118円91銭前後まで値を下げた後、119円38-43銭まで買い戻された。
・ユーロドルはもみ合い。米国市場の休場で商いが薄く、目立った売買は見られなかった。1ユーロ=1.3315ドル前後での持ち高調整に終始した。市場では「1.32ドル台では買いオーダーが厚い」との指摘がある一方、欧州時間の高値1.3332ドル前後や前週末NY安値からの戻り高値1.3333ドル前後が上値の目処となり、方向感が出にくい面もあった。

[2013-01-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・21日のニューヨーク外国為替市場で円は下値が堅い。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて、アジア時間から持ち高調整の円買いが強まった反動が出た。欧州株の上昇に伴い投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが出たほか、米国市場がキング牧師誕生日の休場で商いが薄く、円安方向にやや値が振れた。その後、手掛かり材料難から方向感を欠いたが、終盤には持ち高調整と見られる円買いが再び入り下値が切り上がった。

[2013-01-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。朝日新聞が「安倍政権と日銀は22日午後にまとめる共同声明に盛り込む2%の物価上昇の達成目標時期を、これまで検討していた『中期的に』ではなく『できるだけ早く』と明記する方針を固めた」と報じたことを理由に円売りが先行したものの、すぐに持ち直した。麻生太郎副総理兼財務・金融相が「物価目標2%を日銀に掲げてもらうことを期待している」「物価目標2%では日銀決定会合で意見が割れる可能性がある」などと述べたと伝わると円を買い戻す動きが強まった。市場では「2%の物価目標導入は規定路線」とみられていたため、円買いにつながった模様。高く始まった日経平均が失速したことも円の支援材料となった。

[2013-01-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い動き。日銀は21-22日に開いた金融政策決定会合で、「物価安定の目標」を採用するとともに、資産買入等基金で「期限を定めない資産買い入れ方式」の導入を決めた。当初は「日銀が2%の物価上昇率目標の導入を決めたことは評価できる」との見方から円売りで反応したものの、すぐに持ち直した。市場では「無期限の資産買い入れについては2014年以降とされ、13年の買入額は増やしていない。基金増額ペースが14年は鈍化する」として、円を買い戻す動きが広がった。
 白川方明日銀総裁が定例記者会見で「付利撤廃は市場機能や金融機関の収益に悪影響を及ぼす」と述べ、付利撤廃に消極的な姿勢を示したことも円の支援材料となった。

[2013-01-22][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・22日の欧州外国為替市場で円は買い先行後、売られた。「独大手銀行が投資銀行業務の分割を求められた」との報道が伝わったほか、「バイトマン独連銀総裁が辞任する」との噂が広がり、独株価指数が1%超急落。投資家がリスク・オフの動きを強め、対ユーロ中心に円買いが先行した。
 ただ、独連銀がバイトマン総裁辞任の噂を否定したと伝わったうえ、1月独ZEW景況感指数がプラス31.5と市場予想のプラス12.0を上回ったことが分かると、一転円売りが優勢となった。スペインの国債入札が順調に終わったことも投資家心理の改善につながり、円売りを後押しした面があった。もっとも、下げ幅を縮小した独株価指数が再び弱含んだため、円売りに歯止めが掛かった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=88円37銭前後まで下げ足を速めた後、88円80-83銭まで値を戻した。
・ユーロ円は1ユーロ=117円33銭前後まで急落した反動から118円67-72銭まで買い戻されたが、118円04-09銭まで再び下げた。
・ユーロドルは荒い値動き。「独大手銀行が投資銀行業務の分割を求められた」との報道や、「バイトマン独連銀総裁が辞任する」との噂が嫌気され、独株価指数の下げ幅拡大とともに1ユーロ=1.3267ドル前後まで売り込まれた。その後、バイトマン総裁辞任の噂が否定されたうえ、1月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことが買い戻しを促し、1.3365-68ドルまで一転上昇した。もっとも、欧州時間の高値1.3372ドル前後を上抜け出来ず、独株価指数も戻りの鈍い展開となった影響から1.3304-07ドルまで急失速した。

[2013-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・23日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。中尾武彦財務官が「引き続き為替市場の動向を注視し、適切に対応していく」「金融政策が結果的に為替に影響を与えても、問題とされるべきではない」「通貨の競争的な切り下げという批判は当たっていない」などと述べたと伝わったあと、円を売る動きが散見された。市場では「米下院が本日、連邦債務の上限引き上げ法案を採決する見通しとなっており、結果を見定めたい」との声が聞かれ、しばらくもみ合いとなった。その後、「米下院が暫定的な債務上限引き上げ法案を可決した」と報じられるとダウ平均がじりじりと上げ幅を拡大。投資家のリスク許容度改善を意識した円売りが進んだ。

[2013-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は失速。米アップルの四半期決算で売上高が市場予想を下回り、同社株が時間外取引で10%超の下落。日本株安を見越したリスク回避目的の円買い外貨売りが先行した。
 ただ、そのあとはさえない展開に。財務省が朝方発表した12月貿易統計(通関ベース)で貿易赤字が予想より拡大し円売りが出たほか、安く始まった日本株が上昇に転じたことが円売り外貨買いを誘った。午後に入り、日経平均が100円超上昇すると円売りが活発化した。1月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことも投資家心理の改善につながった。

[2013-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調だった。「中尾武彦財務官は最近の円の上昇を注視」との一部報道をきっかけに円売りが先行。内閣府の西村康稔副大臣が「1ドル=100円は問題ないとの認識。浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)と共通」などと述べたと伝わると、さらに円安が進んだ。午後の日経平均が100円超上昇したことも円の重しとなった。
 安倍晋三首相は24日、「大胆な金融緩和をこれから進めていく必要があり、日銀法改正も視野に入れていきたい」と述べたと一部で伝わった。市場では「日銀に対して金融緩和を求める圧力が高まるとの思惑から円売りにつながった」との声が聞かれた。

[2013-01-24][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日の欧州外国為替市場で円は軟調。「中尾武彦財務官は最近の円の上昇を注視」との報道や、西村康稔内閣府副大臣の「1ドル=100円は問題ないとの認識。浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)と共通」との発言をはやして、アジア市場から円売りが優位となった影響が残った。欧州株が底堅く推移し、投資家のリスク許容度が保たれたことも円の重しとなったほか、市場では「アジア中銀の円売りユーロ買いが観測された」との声が聞かれた。前週分の新規失業保険申請件数が33万件と市場予想平均の35万5000件程度より強い結果となったことがわかると、米長期金利が上昇に転じるとともに円売りドル買いが進んだ。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=89円86銭前後まで値を上げた。
・ユーロ円は1ユーロ=119円95銭前後まで強含んだ。ユーロクロスが堅調に推移した流れに沿った。
・ユーロドルは神経質な値動き。手掛かり材料に乏しく1ユーロ=1.3330ドル前後でしばらく方向感が出なかったが、ユーロクロスの買いが強まるにつれて前日の高値1.3355ドルを上抜け1.3359ドル前後まで上げた。ただ、22日の高値1.3372ドル前後が上値の目処として意識されると、強い米雇用指標がユーロ売りドル買いを促し1.3326-29ドルまで失速した。もっとも、欧州株や時間外のダウ先物の上昇を支えに1.3350ドル台まで再び上げるなど、神経質な値動きとなった。

[2013-01-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・24日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。アジア市場で日本の政府高官の発言を手掛かりに強まった円売りドル買いの影響が残った。前週分の新規失業保険申請件数が33万件と市場予想平均の35万5000件程度より強い結果となったほか、1月米製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)が56.1と市場予想平均の53.0を上回ったことが伝わると、米長期金利やダウ平均株価が上昇幅を拡大。日米金利差拡大を意識して円売りドル買いが進んだことも円全体を押し下げた。著名投資家のソロス氏が24日、ダボス会議で「ユーロは上昇し、円は下落するだろう」「日銀の政策による円の動きは現実だ」と述べたことも円売りを促した。

[2013-01-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円はドル以外の通貨に対しては弱含んだ。対ユーロ中心に円売りが強まると他の通貨に対しても円売りが波及した。欧州中央銀行(ECB)は日本時間20時に過去の3年物長期資金供給オペ(LTRO)を通じて供給した資金の返済額を発表する。市場では「この発表を前に思惑的なユーロ買いが入った」との指摘があった。
 一方、ドルに対してはもみ合い。1ドル=90円75銭に設定されているダブルノータッチオプションを意識した神経質な展開となった。

[2013-01-25][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日の欧州外国為替市場で円は軟調。欧州中央銀行(ECB)の3年物長期資金供給オペ(LTRO)を通じた資金供給の返済額発表を20時に控えて、思惑的な円売りユーロ買いが先行した。1月独Ifo企業景況感指数が104.2と市場予想平均の103.0を上回ったことがわかると、円売りユーロ買いが加速する展開に。独株価指数が急伸したうえ、時間外のダウ先物やナイト・セッションの日経平均先物が上げ幅を拡大し、投資家が「リスク・オン」の動きを強め全般円売りが優位となった。対ドルではダブルノータッチオプションを下抜けて円売りに弾みが付いた。
 ECBは25日、LTROを通じた資金供給のうち、30日の返済額が1372億ユーロになると発表。「返済額が市場予想の840億ユーロより多く、ECBのバランスシート縮小につながるとしてユーロ買いを誘った」との指摘があり、対ユーロ中心にさらに円が売られた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円はダブルノータッチオプションが設定されていた1ドル=90円75銭の上抜けを狙った仕掛け的な買いが入り、損失覚悟の買い注文を巻き込んだ。2010年6月21日以来の高値となる91円20銭前後まで値を伸ばした。
・ユーロ円は2011年4月11日以来の高値となる1ユーロ=122円76銭前後まで上げ幅を広げた。
・ユーロドルは堅調。1月独Ifo企業景況感指数が予想を上回ったほか、ECBのLTROを通じた資金供給の返済額が予想より多かったことが好感された。戻り売りに押される場面も目立ったが、買いの勢いが上回り1ユーロ=1.3470ドル前後と2012年2月29日以来の高値を更新した。

[2013-01-26][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・25日のニューヨーク外国為替市場で円は軟調。日経平均先物がナイトセッションで上げ幅を拡大したほか、時間外のダウ先物が上昇したことを手掛かりに、投資家が「リスクオン」の動きを強め円売りが膨らんだ。米長期金利の上昇幅拡大に伴い、日米金利差拡大を見込んだ円売りドル買いが進んだことも円全体を押し下げた。12月米新築住宅販売件数が36万9000件と市場予想平均の38万5000件程度を下回ったことを受けてダウ平均が上げ幅を縮めると買い戻される場面もあったが、戻りは限られた。NY時間午後にかけては週末を前に取引参加者が減少したこともあり、徐々に方向感に欠ける展開となった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は日米金利差拡大を見込んだ買いなどが散見され、22時20分過ぎに1ドル=91円20銭前後と2010年6月21日以来の高値を更新した。週末を控えての利食い売りなどに押され24時20分過ぎには一時90円76-79銭まで上値を切り下げたが、下値も限定的だった。その後は新規の手掛かり材料に欠けたことで、徐々に値動きは細った。
・ユーロ円は、ドル円と同様に22時20分過ぎに2011年4月11日以来の高値となる1ユーロ=122円78銭前後まで上げた。予想より弱い米経済指標を受けて米株相場が上げ幅を縮めたタイミングで、一時122円14-19銭まで上値を切り下げる場面があったが、米株相場が底堅い推移を続けたことで徐々に値を戻した。
・ユーロドルは上値が重い。ダウ平均の上昇などをながめ、24時前には一時1ユーロ=1.34745ドル前後までじり高となった。その後しばらくは1.3460ドル前後でのもみ合いとなったが、再び買いが強まると1時前には1.3480ドル前後と2012年2月29日以来の高値を更新した。ただ、2012年高値(2月24日)の1.34869ドル前後が上値の目処として意識されると、徐々に上げ幅を縮めた。

[2013-01-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は方向感が定まらない。前週末の海外市場で円売りが優位となった流れを引き継いだ。日経平均株価の11000円台乗せへの期待から円売りが先行した面もあった。ただ、日経平均株価は前週末比76.21円高の11002.86円で寄り付いたものの、達成感などから下げに転じ60円超安に。投資家のリスク許容度が低下し、利益確定の円買いが進んだ。もっとも、その後の日経平均株価が下げ幅を縮小し、上海総合指数が上げ幅を拡大すると円の上値が重くなった。なお、午後には安倍首相が所信表明演説を行う予定となっている。

[2013-01-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価が100円超安の安値引けとなったことでリスク回避的な円買いが入ったほか、利益確定の円買い戻しも見られた。また、市場では「次期英中銀(BOE)総裁に就任予定のカーニー氏がダボス会議で積極的な金融緩和の必要性に言及したことがポンド売り材料とみなされた」との指摘があり、円安・ポンド高が加速したことが円全体を押し上げた。

[2013-01-28][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日の欧州外国為替市場で円は戻りが鈍い。足もとの急速な円安進行から、利益確定や持ち高調整を伴った円の買い戻しが先行した。ただ、日銀による金融緩和強化の思惑から、円の上値では戻り売り意欲が旺盛だった。12月米耐久財受注額が市場予想を上回ったことが分かると、対ドルで円売りが強まり円全体を押し下げた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は18時過ぎに一時1ドル=90円57銭前後と日通し安値を付けたものの、前週末の安値90円29銭前後がサポートとして意識されて持ち直した。時間外の米長期金利の上昇に伴う円売りドル買いも出て、91円台を回復している。
・ポンド円はさえない。英国景気の先行き懸念からポンド売りが優勢となり、一時1ポンド=142円32銭前後まで値を下げた。市場では「次期英中銀(BOE)総裁のカーニー氏がダボス会議で積極的な金融緩和の必要性に言及したことがポンド売り材料とみなされた」との指摘もあった。
・ユーロドルはもみ合い。ポンドドルの下落につれたユーロ売りドル買いが出た半面、時間外のダウ先物の上昇などを手掛かりに買いが入ったため相場は方向感が出なかった。相場材料に乏しく、ニューヨーク勢参入待ちの様相だった。

[2013-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・28日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。12月米耐久財受注額が市場予想よりも強い結果となったことが伝わると、時間外のダウ先物や米長期金利の上昇幅拡大とともに円売りが膨らんだ。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値が目先の下値目処として意識されたほか、市場では「1ドル=91円30銭にはオプション絡みのまとまった円買い注文が観測されている」との指摘が聞かれると、買い戻しが進んだ。その後は「10-12月期米国内総生産(GDP)速報値や米連邦公開市場委員会(FOMC)など今週相次いで予定されている重要指標を見極めたいとのムードが強く、動きにくい面があった」との声が聞かれたほか、米長期金利やダウ平均が方向感に乏しい展開となったことで、次第に値動きは細った。

[2013-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い先行後、売り優位。新規の取引材料は伝わらなかったが、前日の海外市場で円全般が底堅く推移した地合いを引き継ぐ形で円買いが先行した。ただ、日経平均株価が70円超安から110円超高まで持ち直したほか、上海総合指数の下値が堅く投資家がリスクを取りやすくなるとして円売りが進んだ。市場では「CTA(商品投資顧問)の円売りドル買いが観測された」との声も聞かれ、全般円売りが強まった。

[2013-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は買い戻された。市場では「CTA(商品投資顧問)の円売りドル買いが観測された」との声が聞かれ、全般円売りが強まったものの、日経平均株価が100円超高から上げ幅を縮小すると持ち高調整の円買い戻しが入った。欧州勢がユーロ売りで参入し、円買いユーロ売りが進んだことも円全体を押し上げた。

[2013-01-29][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日の欧州外国為替市場で円は買い戻された。時間外の米長期金利が低下したことで、日米金利差縮小への思惑から円買いドル売りが入ったほか、欧州株相場やダウ先物の下落に伴う円買い外貨売りが入った。ただ、円の買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず、戻りも限定的だった。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は20時30分前に一時本日安値となる1ドル=90円33銭前後まで値を下げたものの、25日の安値90円29銭前後や21日の高値90円25銭前後が目先下値の目処として意識されたため下げ渋った。
・ユーロ円も20時過ぎに一時1ユーロ=121円22銭前後と日通し安値を付けたものの、徐々に買い戻しが進み121円台後半まで下値を切り上げている。
・ユーロドルは欧州株相場の下落をきっかけにユーロ売りドル買いが先行。対ポンドやスイスフランでユーロ売りが活発化したことも相場の重しとなり、20時過ぎに一時1ユーロ=1.3415ドル前後まで値を下げた。ただ、そのあとは一転買い戻しが優勢に。市場では「日本時間22時15分の欧州中央銀行(ECB)フィキシングに向けた買いが入った」との指摘があり、1.3452ドル付近まで持ち直した。

[2013-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・29日のニューヨーク外国為替市場で円は弱含み。新規の手掛かり材料に欠けたことで、しばらく方向感に乏しい推移となった。NY時間午後に入り、「ソフトバンクと米携帯電話3位のスプリントネクステル合併買収に関し、米司法省が米連邦通信委員会(FCC)に措置延期を要請した」との報道が伝わると、ソフトバンクによるスプリント・ネクステルの買収に絡んだフローを期待していた向きからの失望的な円買いが入った。もっとも、米5年債入札後に米長期金利が上昇幅を拡大したことや、ダウ平均が引けにかけて上げ幅を広げたことから、一転して売りに押された。
 米大手民間調査機関のコンファレンスボードが29日発表した1月の米消費者信頼感指数は58.6と前回改定値の66.7に比べて低下し、市場予想平均の64.0程度を下回ったものの、目立った反応は見られなかった。

[2013-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は軟調。本日は5・10日(五十日)にあたり、仲値に向けた円売りが広がった。日経平均株価の130円超高も円売り要因とみなされた。市場では「前日に続いてCTA(商品投資顧問)やマクロ系から円売りドル買いが観測されている」との声が聞かれたほか、時間外の米長期金利の上昇も円売りドル買いを促し、全般円安が進んだ。

[2013-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は売り優位。ユーロドルがダブルノータッチオプションを上抜けて買いが加速すると、円売りユーロ買いが優勢となり、その他の通貨に対しても円が売られた。日経平均株価の240円超高を背景に投資家のリスク志向が高まるなか、市場では「英国のマクロ系ファンドやCTA(商品投資顧問)からまとまった円売りドル買いが持ち込まれた」との声が聞かれた。

[2013-01-30][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日の欧州外国為替市場で円は下げ渋り。日銀による積極的な金融緩和が期待されるなか、米景気の回復期待を背景に米長期金利が上昇。日米金利差拡大への思惑から円売りドル買いが出た。全般ユーロ買いが強まった影響で、円売りユーロ買いが進行したことも円全体の重しとなった。
 ただ、この日発表の10-12月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率0.1%減と予想に反して減少したことが分かると、ひとまず円を買い戻す動きが優勢となった。時間外のダウ先物の失速なども円の支援材料。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=91円40銭前後と2010年6月21日以来の高値を付けたものの、予想を下回る米GDPをきっかけに90円84-87銭まで下押しした。
 一方、スイスフラン・円はしっかり。対ドルやユーロでスイスフラン高が進んだ影響を受けて、一時1スイスフラン=99円88銭前後と2011年8月12日以来の高値を更新した。
・ユーロドルは欧州経済への懸念が後退するなか、市場では「欧州ソブリンネームから月末絡みのユーロ買いポンド売りが観測された」との声が聞かれ、ユーロクロスが全面高。バリアオプションが設定されていた1ユーロ=1.3525ドルや1.3550ドルの上抜けを狙った仕掛け的な買いも入り、目先のストップロスを誘発。20時過ぎに一時1.35625ドル前後と2011年11月22日以来の高値を付けた。市場関係者からは「欧州中央銀行(ECB)のオペで流動性の純減が確認されており、ユーロ短期金利が上昇。ユーロが買われやすい地合いとなっている」との声が聞かれた。

[2013-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・30日のニューヨーク外国為替市場で円はもみ合い。1月ADP全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比19万2000人増と市場予想を上回ったことが分かると一時円売りが膨らんだ。もっとも、10-12月期米国内総生産(GDP)速報値が実質で前期比年率0.1%減と予想の1.1%増に反して減少すると、時間外の米長期金利、ダウ先物の下げ幅拡大とともに買戻しが進んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に据え置くことを決めたと発表した。声明では金融緩和の継続が改めて示唆されたものの、ほぼ予想通りの結果となったことで、大きな方向感は見られなかった。

[2013-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午前のアジアオセアニア外国為替市場で円は堅調。日経平均株価の下落に伴い、リスク回避的な円買いや持ち高調整の円買い戻しが広がった。市場では「アジア系金融機関や米マクロ系ファンドから円買いドル売りが観測された」「国内輸出企業から月末絡みの円買いドル売りが散見された」との指摘があり、その他の通貨に対しても円が買われた。
 また、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の見解として「豪州は減速リスクに対してぜい弱」と伝わり、対豪ドル中心に円買いを後押しした。

[2013-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日午後のアジアオセアニア外国為替市場で円は底堅い。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「豪州は減速リスクに対してぜい弱」との見解を示したことを受けて、対豪ドル中心に円買いが強まった影響が残った。市場では「国内輸出企業の円買いが散見された」との声も聞かれた。ただ、日経平均株価が100円超安からプラス圏に浮上すると、投資家心理の改善を意識した円売りが広がり上値が切り下がった。もっとも、ユーロドルの売りが強まるにつれて円買いユーロ売りが再開。12月独小売売上高指数が前月比1.7%低下と市場予想平均の前月比0.1%低下を下回ったほか、欧州株先物も下落したため、対ユーロ中心に円買いが進んだ。

[2013-01-31][NP     HDP CHDP RHDP CRHDP ]
・31日の欧州外国為替市場で円はもみ合い。ドイツ銀行の業績悪化や12月独小売売上高指数が市場予想を下回ったことを手掛かりに、円買いユーロ売りが強まる場面もあったが上値は限定的だった。明日の1月米雇用統計を前に、積極的な売買は見送られた模様。市場関係者からは「経済指標への感応度は低下し、日銀の総裁人事や米債務上限問題などに市場の焦点が移っているようだ」との声が聞かれた。
 【 通貨ペア 】
・ドル円は1ドル=91円ちょうどを挟んだもみ合いに終始した。本日NYカット(日本時間24時)に行使期限を迎えるオプションが91円台に設定されており、小幅なレンジでの値動きに収れんしたようだ。
・ユーロ円は独経済指標の悪化などを受けて一時1ユーロ=122円99銭前後まで値を下げたものの、そのあとは123円台前半でのもみ合いが続いた。
・ユーロドルは1ユーロ=1.35ドル台半ばでのもみ合い。ドイツ銀行の業績悪化で欧州株が軟調に推移すると一時1ユーロ=1.35415ドル前後まで売られる場面があったが、下値は限定的だった。欧州経済への懸念が後退しユーロが買われやすい地合いとなっている。

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